内容説明
今までになかった驚きの分かりやすさ!世界一やさしいマルクス経済学の教科書。
目次
第1章 商品と価値形態
第2章 剰余価値の生産
第3章 資本蓄積
第4章 資本循環
第5章 資本の流通
第6章 利潤の法則
第7章 商業資本
第8章 利子生み資本と信用
著者等紹介
木暮太一[コグレタイチ]
1977年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て、独立。大学在学中に自主制作した「気軽にはじめる経済学シリーズ」が大学生協や一般書店で累計5万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
31
          
            世界史の教科書などを見ると、 この著作によって、後の「共産党宣言」につながったと書かれていますが、 いまいち、ピンときません。     ですが、部分的にでも、マルクス経済学を理解しておくと、 21世紀に生きる我々にも、関係するということが分かります。 例えば、「サラリーマンの給料の決まり方」です。 「給料」≠「労働生産性」です。「オレはアイツより、がんばって働いているのに、 何でアイツの方が、給料が多いんだよ!」ということになります! 2012/12/06
          
        yutaro sata
28
          
            マルクスの勉強をしたいと思い入門的なところから。価値と使用価値の違い、恐慌の必然性など、今まであんまり自分が触れてこなかったところが知れて面白かったです。2022/10/09
          
        シュラフ
16
          
            「利潤率の傾向的低下の法則」という法則があるという。バブル崩壊以降の日本企業の低利益率というのはこれだったのか! 企業は利潤率を高めるために資本の有機的構成の高度化(生産設備などの機械化)をすすめていき労働者を減らしていく。だが 剰余価値mを生み出すのはあくまでも可変資本vなので、利潤率は低下していくことになる。これこそが資本主義経済の自己矛盾! そして商品供給が増える一方で、労働者の給与が少なくなるので 結果的に商品が売れなくなってくる。 まさに今までの日本経済の姿がダブってくるようである。 2015/05/30
          
        荒野の狼
7
          
            マルクスの「資本論」の入門書は、全3巻のうち一巻のみの解説にとどまっているものが多い(池上彰のものなど)が、本書は2-3巻もおさえてある。通読は容易で半日から一日ほどかかる。私は「資本論」は第1巻のみを原著で読んでいたが、それ以降の内容を把握する目的で本書を購入。ちなみに原著の「資本論」には総目次があるが、これは長大(10ページを超える)かつ堅い漢字ばかりで、目次すら読む気をおこさせないものである。本書の第1章「商品と価値形態」2章「剰余価値の生産」3章「資本蓄積」は原著の第1巻の内容をカバーする。2017/04/30
          
        yamikin
6
          
            今まで、自分はマルクス経済学のなにを知っていたのだろう、実は何も知らなかったのではないか。そう思うほどにマルクス経済をわかりやすく解説してくれた本。2014年読書で間違いなく上位に食い込むクオリティであり、何度も読み返したい。まず就活をしている学生には業界選びの点で必読書であるし、「起業したい!」という人もぜったい読んでおくべき。ていうか、マルクス偉大すぎる。労働が商品=価値であるというその一点だけでもモノの見方が変わる。この本を読んでいる人と読んでいない人で世の中はまったく違って見える気がする!2014/02/19
          
        


 
               
               
               
              


