感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤良平
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第一章「震災と霊性」では、「目に見えるものは、目に見えないものに支えられている。私たちは目に見えないものとともに歩まなければならない」という言葉が印象的。第ニ章「里浜復興のシナリオ」では、震災後に自然な汀線〜少し内陸までの環境が戻り、それが非常に貴重だったことを初めて知った。そのほとんどは、汀線少し内側の防潮堤、と内側の松林復旧のための盛土で潰された。新浜防災林の愛林碑に、全員のな名前が刻まれているのが良い。全員で守っていた松林だ。第三章で熊谷達也が語る仙河海作品の解説が興味深い。年間No.29榴岡図書館2022/03/20