感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤良平
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頑張ろう!や悲しみや不安を逃れよう!起こったことは忘れよう!という政府、マスコミ、政治家の言葉が、どれだけ被災された方を傷つけたのか、精神科医野田さんの文で再認識した。こういうのを社会の貧しさというらしい。震災後3年経って語られる、防潮堤についての様々な意見。復興を急ぐという意味で、当初の復興予算が5年間だったことで、結局住む人の意見より早期着工完成が優先されたのは間違いない。意見を聞くには時間が必要だ。福島第二の他、女川も東通も危機一髪だったのは、初めて知った。何故報道が無い?年間No.131榴岡図書館2021/11/21