内容説明
太古の昔から人間はフクロウに魅了され続けてきた。私たちの興味をかき立てるこの美しい鳥は、古くは神話や迷信に、現代では人気の児童書に登場し、凶運や幸運の先触れ、恐怖や知恵の象徴、さらには魔法使いの頼もしい相棒を演じてきた。フクロウの研究には計り知れない困難が伴う。その大半が夜行性で、孤独を好み、生まれつき人目を避ける性質があるからだ。そのため、いまだに新種が発見され、ありふれた種についても新たな知見が得られている。本書は全世界のフクロウ225種を掲載し、思わず息をのむ美しいカラー写真を添えた、驚くべき一冊である。
目次
フクロウの進化と分類
ハンターの解剖学
狩り
縄張りと繁殖
フクロウ名鑑
著者等紹介
テイラー,マリアンヌ[テイラー,マリアンヌ] [Taylor,Marianne]
フリーライター兼イラストレーター、写真家、編集者。鳥類に関する書籍の出版社Christopher Helmに入社し、その後『Birdwatch』誌で働くなど、計7年にわたって博物学関連の書籍の出版に携わる。2005年、スウェーデンの森林でラウルフクロウやキンメフクロウ、ワシミミズクの研究者たちが行った鳥類標識調査に同行。2007年にライターとしての活動を開始して以来、大人や子供向けに博物学の様々なテーマを扱った書籍を10冊以上執筆している
山崎剛史[ヤマサキタケシ]
公益財団法人山階鳥類研究所自然誌研究室室長。1974年高知県生まれ。2004年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。山階鳥類研究所資料室研究員、同自然誌研究室研究員を経て、2017年より現職。専門分野は鳥類の分類学、形態学。同研究所が所蔵する国内最大の鳥類標本コレクションを活用し、鳥類の多様性の進化について研究を進めている。理学博士
森本元[モリモトゲン]
公益財団法人山階鳥類研究所保全研究室・自然誌研究室研究員/東邦大学客員准教授など。1975年新潟県生まれ。2007年立教大学大学院理学研究科博士後期課程修了。立教大学博士研究員、国立科学博物館支援研究員などを経て、2014年より現職。専門分野は、生態学、行動生態学、鳥類学、羽毛学など。鳥類の色彩や羽毛構造の研究、山地性鳥類・都市鳥の研究、バイオミメティクス研究、鳥類の渡りに関する研究を主なテーマとしている。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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