止められるか、俺たちを

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904827529
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

若松プロダクション再始動1本目「止められるか、俺たちを」公式ガイドブック1969年、原宿セントラルアパート。



暴力と性の過激な描写とともに時代や社会を撃つ作品を量産し

若者たちを熱狂させていた若松プロダクション。

その梁山泊に迷い込んだのは一人の助監督志望の女性だった。



1969年から1971年という、

若松プロのいわゆる「黄金期」を描きながら、

噴出していく生の衝動をフィルムに焼き付けたのは、

若松プロ出身の白石和彌。

助監督めぐみを門脇麦が、若松孝二を井浦新が怪演した。



若松監督没後6年目に、監督ゆかりのキャストスタッフが集結し、

若松プロダクションが再始動した。

本書は、若松プロ新作「止められるか、俺たちを」の作品を

さまざまな角度から照射することを試みた公式ガイドブックである。



白石、門脇、井浦に加え、今回音楽を担当した曽我部恵一のインタビュー、

篠原勝之、吉田伊知郎、四方田犬彦、佐藤信の寄稿、

初期若松プロをつくりあげた、足立正生、秋山道男、高間賢治、荒井晴彦ら

レジェンドたちによる辛口炸裂の座談会や、撮影日記、

若松プロ年表から注釈つきの完成台本まで。



観てから読むか、読んでから観るか!

撮影日記

白石和彌インタビュー「吉積めぐみは僕だった」

寄稿・篠原勝之「新宿の夏」

寄稿・四方田犬彦「ゆけゆけ二度目のめぐみ」

門脇麦インタビュー「アウェイ感を突き抜けて」

寄稿・吉田伊知郎「助監督・吉積めぐみ」

井浦新インタビュー「最大の愛情で最高のギャグを」

寄稿・佐藤信「紫煙のゆくえ」

曽我部恵一インタビュー「独り相撲の暴発のその連続」

俳優座談会 大西信満×岡部尚×安部智凛「若松プロを演じるという圧」

若松プロ年表

対談 足立正生の娘×若松孝二の娘「人間として惚れ抜いた父」

レジェンド座談会 足立正生×秋山道男×高間賢治×荒井晴彦×井上淳一

「お前ら結局何を描きたかったの」

完成台本 井上淳一

大友麻子[オオトモアサコ]
編集

目次

製作意図
撮影日記(大日方教史)
白石和彌インタビュー 「カチンコかせ!俺の視界に入るな!」吉積めぐみは僕だった
寄稿・篠原勝之 新宿の夏
主要登場人物
寄稿・四方田犬彦 ゆけゆけ二度目のめぐみ
門脇麦インタビュー めぐみとしてスパークした瞬間、アウェイ感を突き抜けて
寄稿・吉田伊知郎 助監督・吉積めぐみ
井浦新インタビュー 僕があっちで監督に会う時に持っていく作品にします 最大の愛情で最高のギャグを
寄稿・佐藤信 紫煙のゆくえ―シラフの若者への一助として〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

16
若松孝二、若松プロに巣食っていた足立正生ら(重信房子や赤塚不二夫や大島渚も!)を当時在籍した女性を主役に置き描いた白石和彌監督映画の副読本…だが凄まじいレジェンド(本物の足立、荒井晴彦etc)による罵倒が物凄い。四方田犬彦もかなり茶目っ気入れてるがコキおろし! 若松孝二を演じた井浦新の寄せっぷりは凄かったけど一番驚いいたのは『凶悪』でアピールされたほどには白石が若松の下で映画を制作していなかったって話。映画よりこれ必読かも、四方田犬彦含め、ここまでフルボッコな本…映画副読本だよね?久々に見た2018/10/15

ゆうろう

1
映画関係者たちのインタビューと注釈つきの(ありがたい)完成台本。読み応えたっぷり。2019/05/14

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