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内容説明
三島は何を信じたのか。あるいは何を信じたかったのか。最後の絶叫の瞬間、彼の瞳は何を見つめていたのか。鬼才・若松孝二が、人間・三島と若者たちの魂の軌跡を追った。
目次
遺言
寄稿「三島由紀夫とその時代‐回顧のためにではなく」(菅孝行)
井浦新インタビュー「徹底的にそぎ落とした後に残ったのは台本の一語一語と自分の感覚」
寄稿「三島由紀夫・観念的な死」(松本健一)
満島真之介インタビュー「敬愛する三島先生の背後で自決を見守るその瞬間に込めた人生初の反抗心」
寄稿「三島由紀夫における肉体と死」(佐藤信)
元・楯の会班長インタビュー「なぜ、俺はここで飯を食っているのだ なぜ、先生と一緒にあの場所にいないのだ」(本多清)
寄稿「四十二年目の奇蹟」(鈴木邦男)
辞世の句
寄稿「人間三島由紀夫のドキュメント」(田原総一朗)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安南
17
映画パンフレット。とはいえ充実の128ページ。三島自決後、わずか一ヶ月でこの事件を背景に『憂国』のパロディを加えたドタバタポルノ映画『性輪廻 死にたい女』を撮ったという。そんな若松監督だから、皮肉な映画を撮るものと思っていましたが、意外にも素直な作品でほっとしました。井浦新のルックス、雰囲気、喋り方どこも三島の面影が感じられず残念でしたが、監督の持つ三島のイメージはこのような腺病質なタイプなのかもしれない。表紙がいかにも!でちょっと怖いです。憂国忌のポスターにしたいような。2013/06/18
もぐを
0
映画のパンフレットとは思えないような厚さ。読みごたえもある。が、肝心の誰が誰役っつうのがわかりづらい。2014/02/14
それいゆ
0
浅沼稲次郎刺殺、ベトナム戦争、川端康成ノーベル文学賞受賞、国際反戦デー、東大安田講堂、よど号ハイジャック、など当時を思い出させてくれました。市ケ谷自衛隊駐屯地のバルコニーでの最後の演説は、三島由紀夫の思いの空回りが強調されており、哀れを感じました。2012/07/07
Natsuhiko Shimanouchi
0
まるで松島出版みたいな、映画のパンフレットという枠を超えた充実の内容。読み応えあり。映画も再見したくなった。2012/07/11
鈴川愛夏
0
この本見ていたら 私の扁桃腺摘出手術なんてかわいいものなんだろうなって少しだけ元気づけられた 私死ななかったし。2019/01/07