内容説明
何か月も前に、突然いなくなったパパから、ある日、手紙が届きました。そっちには会いに行けない。ロージーに会いたいから、会いに来てくれと書いてあります。ママにないしょで、ロージーは親友のムサと共に、パパに会いに行くことにします。愛が消えてしまったママとパパの間で、ロージーが決めたこととは…。せつなくも真実をうつした物語。
著者等紹介
デコック,ミヒャエル[デコック,ミヒャエル][De Cock,Michael]
ベルギーの作家・ジャーナリスト。1972年生まれ。ブリュッセル芸術大学で演劇を学び、テレビなどで俳優として活躍。その後、脚本や文学に活動範囲を広げ、「ロージーとムサ」で2011年ベルギー最優秀児童文学賞銀賞(ブーケンベルプ賞)を、「おばあちゃんが小さくなったわけ」(未翻訳)で2011年オランダ最優秀児童文学賞銀賞(銀の石筆賞)を、それぞれ受賞した
バニステンダール,ユーディット[バニステンダール,ユーディット][Vanistendael,Judith]
ベルギーの漫画家、イラストレーター。1974年生まれ
久保谷洋[クボタニヒロシ]
朝日学生新聞社出版部編集委員。朝日新聞記者、CSテレビ「朝日ニュースター」キャスターなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
1
全作『ロージーとムサ』で不在だった、ロージーの父親が登場しますが、驚いてしまいました。 ロージーの父親は刑務所にいたのです。 すでに心の通わない母と父の間で、揺れるロージーの心が胸を打ちました。 ムサと出かけた刑務所。 父親の犯罪は軽犯罪だったようですが、ピュアな少女にとってとてもショッキングな真実ですが、ムサや優しい理解者が助けてくれました。 次作があるとしたら、どのような展開になるのでしょうか。 バニステンダールの絵が、物語にピッタリです。2014/11/29
waraby
0
朝日学生新聞社 20122016/03/20