内容説明
連続殺人犯ならぬ、連作画家の登場です!同じテーマで手がける作品は、2点、10点、それ以上。アンリ・マティス(1869‐1954年)は、多くの連作を生み出しました。女性、ダンサー、金魚、木、楽園をテーマに、フォーヴィスム(野獣派)の色彩と、切り紙絵の技法を用いて、それらがいきいきとして見えるまで、作品を何点も制作しました。「子どものような目で、一生見つめ続けなければならない」と語った画家マティスの探究をご覧あれ。
目次
連作画家マティスを追え!(マティス幸福の宝さがし(サンドリーヌ・アンドリュ)
マティス連作の画家(カリーヌ・ミナ)
布に魅せられたマティス ほか)
マティスジャズのアトリエ(線とおどろう!(オディル・ファイエ、イザベル・フランツ)
ドレミ マティス(ソニア・ド・モンシー(アルタロカ))
マティスのおまけ(マティスあれこれ))
著者等紹介
今井敬子[イマイケイコ]
ポーラ美術館学芸員。石川県金沢市生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業後、フランスへ留学し、ルーヴル美術学院学士課程修了、パリ第4大学ソルボンヌ考古学美術史学科修士課程修了。2001年より現職。専門はフランス美術を始めとする20世紀美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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