誕生日のアップルパイ

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  • サイズ A5変判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904816462
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

93
「モー、シヤワセ」、牛の母さんからいのしし娘さんへの書簡集。著者は庄野潤三氏の妻で、本作は長年、長女へ贈った日々の手紙を収録。明朗で率直な文章はホントに愛情と感謝に充ち満ちており、心と物の贈り合いの繰り返しなのに、色褪せず自然な温かみが深〜く染み込んできた。それは嬉しいことを旬なうちに時間を割いて書き綴ったもので生き活きと粋のよさが伝わってくるから。家族への感謝は照れ臭い。でも手紙は送ればもう野となれ山となれ。言葉を選ぶ姿が浮かび、一瞬の心の歓びを再生する。牛さんの夢見心地のアップルパイのイラストが良い。2024/09/12

pohcho

55
庄野潤三先生の奥様から長女の夏子さんに送られた130通の手紙。ご夫婦は、うれしいことがあったらその日のうちに、つまりよろこびが減らぬうちにお礼の手紙を書きなさい、と子どもたちに教えたのだそう。そしてその言葉の通り、母もまた娘に手紙を書いたのだ。おいしい、楽しい、うれしい、ありがとう、幸わせ。活き活きと弾むように書かれた手紙は、生きる喜びと娘への感謝の気持ちに満ちあふれている。家族を宝物のように思いやり、家族からも大切にされて。こんな家族が、こんな人生があるんだなあ。とても美しいものを読ませていただいた。2024/09/05

Y2K☮

32
夏葉社の本。ピンクのカバーとスピンが目に鮮やか。芥川賞作家・庄野潤三の夫人である千寿子さんから長女・夏子さん(結婚後のお名前はなんと今村夏子さん。まさかの同姓同名で驚いた)へ送られた書簡を集めたもの。率直に言うと、私はこの種の距離が近すぎる親族間交流が大の苦手。でもなんというか、いい時代の日本における理想的家族像の一面を見せてもらって朗らかな気分。こういうのもたまには楽しいかもしれない。同様のテーマで夏子さんの書いたエッセイがもしあったら読みたい。庄野潤三の小説も「プールサイド小景」以外は未読なのでぜひ。2024/07/26

亜希

25
くすみピンクの装丁と味のある装画、正方形に近いフォルムなどその佇まいのすべてがツボで手に取ったけれど、中身も想像していたより数倍良かった。作家・庄野潤三の婦人である千寿子さんが、長女の夏子さんに送った842通の中から選んだ120通の手紙。最初の手紙が投函されたのは昭和48年とのことだけれど、その内容のみずみずしさったらない。こんな素敵な母親いる?いや待って、それ以上にこんな素敵な娘いる?と読み進めるほどに感じた。自身も母であり娘でもある身ですが、こんな素敵な人間には生まれ変わってもなれそうにありません。2024/09/13

M H

19
庄野潤三夫人の千寿子が娘の夏子に送った手紙を厳選した本。背景事情をほぼ知らずに手をつけたからよくわからないけど、夏子さん働き者ね!続けて読むとずっとプレゼントを送って実家の修理をしているように見える。それに対する喜び、感謝の気持ちが溢れ続ける。「ありがとう」「あ・り・が・と・う」ドラマの「ありがとう」でもこんなに言ってなかったと思うね。♫今日も~明日も~ありがとう~2026/01/27

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