1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
54
以前『本屋図鑑』として2013年に刊行された図書の改訂版として、新たに2020年以降に取材した内容を付け加えたもの。新しい本屋さん、町の本屋さん、もっといろいろな本屋さんetc.の章で、全国各地の本屋さんに赴き、現地での取材を通して、店の歴史、立地や規模、扱っている分野や店頭での工夫、客層、経営方針等々を紹介。本に対するそれぞれの店の意気込みが感じられる内容になっている。店ごとのイラストも添えられ、いつかは行ってみたい本屋さんのオンパレードでもある。また、二章「本屋さんの中」、五章「本屋さんの棚をじっくり2023/01/02
よっち
35
13年に刊行された全国を旅して、地域に根ざした本屋さんを自分の足で探して取材した『本屋図鑑』に、『本屋会議』から評判のよかった記事を6本加えて大幅に改稿した一冊。取材した全国47都道府県の普通の「町の本屋さん」をイラスト付きで紹介し、さらに「本屋さんの歴史」「スリップの歴史」「本屋さんの五〇年」「本屋原論」「本屋さんの一年」といった構成の内容に積み重ねてきた重みを感じることができましたが、一方で巻末の「本書に登場した本屋さん」で少なくない数の書店に(閉店)と付記されていて、時代の変化を痛感させられました。2022/09/13
亜希
25
購入本。本好き、本屋さん好きなら楽しめる一冊。でも写真はほぼなし、文章モリモリ+各書店のイラストなので、興味がない方、はまらない方にはかなり退屈かも。私はパラパラ見るつもりが、かなりじっくり読みこんでしまいました。東京には大型店舗もいわゆる「独立系書店」も沢山あるのに、全然遊びに行けていない今日この頃。ネット購入も便利ですが、次本を買うときは地元の本屋さんで購入しようと心に決めました。2023/05/11
阿部義彦
22
読書好き、本屋好きの皆様に是非お勧めしたい本です。一人出版社の草分けの夏葉社から、『本屋図鑑』と『本屋会議』を合本にして更に新たな原稿を加えてこの『定本 本屋図鑑』が出来ました。今は無い書店も敢えて資料的価値も考えてそのまま掲載してます。本屋に関する物語や本屋の歴史、駅前本屋のスナップショット(これはもう昔を思い出していくらでも眺められます。)18年には『出版ニュース』休刊、21年にはトーハンの『書店経営の実態』が発行休止、22年には『読書世論調査』の終了と情報活動も尻すぼみ。実店舗で本を買うと心する。2023/02/23
はるごん
15
街で本屋さんを見つけると、つい入りたくなる。本好きにはたまらない本屋さんのエッセイ。大型書店とは違う街の本屋さんの魅力。挿絵が分かりやすくて行った事ないのに行った気分になる。閉店してしまう本屋さんが多いのも寂しい。これからも続けていってほしい。2023/02/04