移動図書館ひまわり号

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904816202
  • NDC分類 016.213
  • Cコード C0000

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

50
図書館黎明期に、理想の図書館のために頑張った方々に感謝する本でした。勉強部屋代わりの図書館だった日本の図書館。貸出手続きに長蛇の列が出来る英国の図書館。多くの人に本を読んでもらいたい、手にとってもらいたいと願った人々には驚きとともに羨ましい光景だったことでしょう。彼らの頑張りに水を指すようですが、私の住む地域の図書館は停滞しています。蔵書数も少なく、予約本が手元に届くのも遅い。隣の区の図書館は反対に蔵書数も多く、管理がしっかりしているので、手元に届くのもはやい。行政の図書館への意識の違いが利用者に反映。2019/09/13

きいち

41
大きな声で推薦してまわりたい一冊。◇図書館がいまの図書館の姿であるのは当たり前ではない、前例を疑いあるべき姿を描き、ひとつひとつ地に足つけて人を巻き込んで展開されたこの活動があったからこそ。個人の顔が見えるエピソード一つ一つに眼がしらが熱くなる。舞台は日野、図書館戦争のあの日野だ。◇いや図書館の話としてだけ読むのはもったいない、あるべき新規事業の姿として、社会は変えることができるという勇気づけられる記録として。とにかく元気になれる一冊である。2020/08/20

吾亦紅

41
学生の勉強部屋から、純粋に本を楽しむための図書館へ。中央集権から地域へ。日本の現在の公共図書館の在り方に大きな影響を与えたという、日野市立図書館の黎明期の記録。東京の日野市の図書館は車一台の移動図書館から始まったのだ。日野をまわるから「ひまわり号」。本が軽んじられていた時代があったこと、それがたったの50年ほど前の話ということに驚き、そして感謝の気持ちでいっぱい。またこの本も夏葉社の島田さんによって復刊されたもの。島田さんにも感謝。そして公共図書館を退行させるような現政府や社会の動きにも目を向けなければ。2019/09/03

けんとまん1007

38
本当の意味で、図書館黎明期の実話。図書館の存在には、おても感謝している。それだけでなく、その変化も感じていえ、ますます好奇心がくすぐられる。それも、この日野の取組があったからこそ。頭が下がるとともに、借り手としても、もっと利用しようと思う。2019/08/22

Mumiu

36
日野の図書館政策をテーマにしたプロジェクトX的な書籍。「」なしの文なんかは田口トモロヲの声で脳内再生されてました。小学生時代を日野で過ごしたこともあり、ひまわり号のタイトルを見たら手に取らずにはいられなかった。ひまわり号にはよく通いました。あのBGMが「ぼくの伯父さん」(YouTubeで検索して、これが正しくひまわり号の曲だわと納得してました)。あの時代を日野で過ごせたことが、どんなにしあわせだったかを教えてくれた。そのしあわせを作ってくれた人たちの仕事を知ることができた。復刊ありがとう。2021/01/12

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