内容説明
やまゆり園事件・植松聖死刑囚やオウム元幹部らの「獄中結婚」。妻となった女性たちの手記。…なぜ敢えて死刑囚と家族になったのか。
目次
はじめに 死刑囚と家族になるということ―獄中結婚の覚悟があるか/意外に多い獄中結婚/死に直面した死刑囚は
第1章 オウム幹部と獄中結婚した妻たち
第2章 やまゆり園事件・植松聖死刑囚との獄中結婚
第3章 連続リンチ殺害事件死刑囚との養子縁組
第4章 附属池田小事件/首都圏連続不審死事件/寝屋川事件/他
あとがき 死刑囚との獄中結婚のとても大きな意義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
20
☆☆☆☆ 死刑囚との獄中結婚、養子縁組という側面から、死刑制度の矛盾について考える書。法的には死刑が確定してから6か月以内に執行することになっていること、死刑確定後は接見禁止となることなどは、初めて知った。死刑囚には同情しないが、事件の真相解明を閉ざすような死刑制度は改正すべき点が多いのではないかと思った。2026/03/12
昼香
4
事実は小説より奇なりで、洗練されきっていない手記だからこその生々しさがあった。死刑囚は家族と弁護人以外と面会が出来ないため支援者が獄中結婚や養子縁組をするとのことだが、死刑囚と家族になった理由や経緯が詳しく書かれていない(と言うかおそらく論理的に説明できない)ため、理解し得ないもやもやが残る。が、文字で書いてあるのに想像できない感情に想いを馳せるという不思議な読書体験が出来る。死刑制度の良し悪しは考えたことも無かったが、どの立場に立って議論すべきなのだろうか。2025/12/26
ris3901
2
どのような方が獄中結婚をするのか、想像もつかず手に取った。死刑囚となると親族でない限り私的に接触できる人がいないためと知った。また、信仰のある方が手を差しのべるケースが多いのかな?とも思いました。中には全く面識のない方が手を上げることもあり、そのあたりの本人の心理をもっと知りたかったです。2026/01/11
卓ちゃん
2
こんなに驚かされた本はない。人間らしさを取り戻してほしいと獄中結婚して献身的に尽くした人、夫や養子縁組した子に代わって事件の被害者や遺族に謝罪した人、この本には登場していないが我が子を殺した犯人の青年を養子にした人。よくこんな人がいてくれるものだ。冷酷非情な死刑囚も、こうした人には心を動かされるらしい。2025/09/08
Chip2
1
文中での一場面、一場面に、一瞬感情が揺さぶられる自分がいた。先進国であるのに、死刑が執行される日本。執行に至るまでは、人権が保たれる事が憲法上正とされるが、実際は家族になってもすぐに面会ができるわけではないという不必要な制限型あることは問題だとは思う。だが、本書は被害者やその家族の補償など国が充分に行えていない状況には触れていない。2025/10/02




