同調圧力メディア―メディアが三流なら社会と政治も三流なのだ

個数:

同調圧力メディア―メディアが三流なら社会と政治も三流なのだ

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904795460
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

社会とメディアと政治は、互いに刺激し合いながら、少しずつ同じレベルでスライドする。楽なほうに。売れるほうに。票が集まるほうに。真実と虚偽。黒と白。二極化は楽だ。曖昧さが消える。すっきりとする。右と左。正義と邪悪。敵と味方。壁を作れ。悪は叩け。正義は勝つ。やがて集団の熱狂に身を任せながら、同じ過ちを繰り返す。あの映画『FAKE』を世に問うた監督の極私的メディア論。

目次

広瀬健一からの問題集
プロパガンダ展で見たプロパガンダ
上書きされた刑場公開
尖閣映像流出とポピュリズム
空港での一時拘束
今、自分ができること
後ろめたいけれど、敢えて撮る
震災で表出した後ろめたさ
反骨で悔しいドキュメンタリー「死刑弁護人」
明らかな作為〔ほか〕

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
映画監督・作家・明治大学特任教授。1980年代前半からテレビ・ディレクターとして、主に報道とドキュメンタリーのジャンルで活動。1998年にドキュメンタリー映画『A』を公開。ベルリンなど世界各国の国際映画祭に招待され、高い評価を得る。2001年、続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。同時期に執筆も始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

24
映画監督・作家・明治大学特任教授の森達也2017年発行著作。著者指摘には成る程とかなり考えさせられた部分があった。特に、池上彰コラムの朝日新聞掲載拒否事件に関して、池上が「過ちは潔く認め、謝罪すべき」としたことに、著者がジャーナリズムの観点から異論を唱えたのは注目された。欧米の新聞は謝らない、その代わりに何故どうしてその様な誤った記事が出てしまったかを徹底的に検証しそれを公開する。謝罪はメディア組織の防御的行為で、生産的でないと。私自身が謝罪が当然と思っていて、感情的な日本人的思考に陥ってしまっていた。2024/08/07

阿部義彦

21
ここんとこ、森達也さんの本が続けて新刊単行本で出ています。こちらは青土社から出た、エッセイの寄せ集めでは無く、「広告批評」亡き後唯一のメディア誌「創」に「極私的メディア論」として、毎月連載されていた、辛口提言みたいなのが元となってますので1回ごとにかなり吠えまくって「メディアが三流なら社会と政治も三流なのだ。」と断じています。私が最近やたらと文化人づらして偉そうにしている百田尚樹とかいう人についても違和感を顕にしていて、(「殉愛」がらみですが)凄く共感しました!何でも二元論にして報道するメディア死ね!2017/07/05

futabakouji2

10
主体的に考えようということを主張している本。メディアや影響力のある人は受ける方法を知っている。受ける方法ってのは誰でも話題にしてくれる方法。けどそれだけでなく自分から話題になったことを調べると違う見方や考えが生まれるということが著者を通してよくわかる本。著者は別に俺と同じ考えになれとは言っていない。レッテル張らずに努力して人や事件や歴史、現在と向き合いなさいというわけです。2020/05/28

うがり

8
森さんが主張することは変わらない。それは日本という国がある限りはずっと変わらない。連載された2010年夏から2017年春の約6年半の間に日本や世界で様々な事件や事柄が起きている。読みながら「こんなことあったな」って懐かしんでいる自分が怖くなっていた。森さんは日本に住む人は環境に馴致しやすいと述べているが、自分自身がまさにそれだ。恥ずかしい。森さんは今のなお淡々と、後ろめたさを感じながらも、怒りながらも、(自分の意思=私的に)表現している。自分は何ができるか。恥ずかしい。だからこそ知ることだけはやめない。2019/10/31

6
日本のメモリアルは被害の記憶(8月6日、9日)と終わった日。そして独のメモリアルは加害の記憶(1945年1月27日、アウシュビッツ解放)と始まった日(1933年1月30日、ナチス内閣発足)。(P.126より引用)▼自分の憎しみ、報われない正義はどこから生まれるのか。誰もが記憶を遡って考えなければ、永遠に同じことが繰り返される。2018/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11748237
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品