目次
第1章 はじめに
第2章 電磁界の基礎
第3章 等価回路とインピーダンス
第4章 近傍界を利用したワイヤレス給電技術
第5章 アンテナによるワイヤレス給電技術
第6章 フェーズドアレーによるビーム制御技術
第7章 受電整流技術
第8章 ワイヤレス給電の応用
著者等紹介
篠原真毅[シノハラナオキ]
昭43生。平3京都大・工・電子卒。平5京都大大学院工学研究科修士課程修了。平8同大大学院工学研究科博士課程修了。同年・同大超高層電波研究センター助手、平22同大生存圏研究所教授となり現在に至る。主として宇宙太陽発電所と無線電力伝送に関する研究に従事。工博
小紫公也[コムラサキキミヤ]
昭40生。昭62東京大・工・航空宇宙卒。平元東京大大学院工学研究科修士課程修了。平4同大大学院工学研究科博士課程修了。同年・名古屋大学工学部助手、平10東京大大学院工学系研究科助教授、平21同大大学院新領域創成科学研究科教授となり現在に至る。主として宇宙推進工学と無線電力伝送に関する研究に従事。博(工)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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makio37
7
仕事読み。この分野の第一人者による網羅的な一冊。特に整流技術について参考になった。入力マイクロ波が弱い、or接続負荷が小さい場合はDi端に十分な電圧がかからず、Di端にかかる最大RF電圧に占める閾値電圧の割合が大きくなり効率低下。逆に入力が強すぎる、or負荷が大きすぎる場合はブレークダウン電圧を超えてしまうため効率が落ちる。成程そういうことか。そして最後はやはり宇宙太陽発電について。「地球閉鎖系」から「宇宙開放系」に目を向けよ、と熱い。ただ一点、誤植の多さが内容の信頼性も損なうレベルで誠に残念。2021/11/21
Mikey
0
難解なところは飛ばし読み。一応、全体の技術概要、適用分野、その現状、これからの期待なんかは理解できた。が、すぐ忘れそう。2013年出版なので、その後の進展もありそうで、展示会ではよく見かけるし、携帯とかもワイヤレス給電のものも出るようになったみたい。マイクロ波を使って、距離の離れたデバイスに給電するのはこれからに期待。2020年のオリンピックぐらいには様相は変わってくるかなぁ〜。2015/09/08