内容説明
中国、韓国、世界で仕事をしてきたビジネスマンが読み解く時事問題。外国人とのビジネスで知った彼らの本質、政治家や評論家には見えない視点で迫ります。
目次
1 中国出張の思い出(初めての旅;ちょっと臭うお話;中国はなんでも安い、でも高くつく?;地獄の旅―仙人に出会った不思議な旅の物語)
2 中国人の悲劇の原点(中国との危険なビジネス;中国人脈は両刃の剣;厄介な国「中国」;中国、韓国の品格;中国の本性と野心 ほか)
著者等紹介
辻本貴一[ツジモトキイチ]
1942年大阪生まれ。甲南大学法学部卒業。株式会社MYO元代表取締役。父の会社である(株)バンケル辻本入社(寝具製造卸)。中国でのビジネスにおける様々な実体験をもとにしたブログ「中韓を知りすぎた男」を2006年より開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
18
著者がどれだけ辛酸を舐めてきたかわかる本。彼は中国ビジネスで儲けはしたのだろうけど、命からがら首の皮一枚つないで生き延びただけ。先人たちのようにもし中国人を「信用」していたら、ケツの毛まで抜かれて破産か自殺していた。二千年以上も飢餓に苦しみ続けてきたことで鋳造された中国人、他人は全て敵・信用すれば裏切られる・食えるものならなんでも食う(言葉通り)。この国がどうして命脈を保っていられたのか、もっとよく考えてみる必要がある。2015/10/31
やじ
18
「中韓を知り過ぎた男」というブログ主の方が09年10月に出した本。ブログの記事を加筆訂正した本とのこと、重複する内容が多くて途中から読みにくくなりますが、中国出張の思い出は手に汗握ります。実際に中国で工場を経営し、修羅場を乗り越えられた経験からの内容は、ビジネスマンのみならず日本人必読です。驚いたのは漢文は中国の古語ではないという事(@_@)三国志はファンタジーだが、日本人は「仁義道徳、友愛」を学び、毛沢東は野望の為には手段を選ばない残虐な行為を学んだ・・最近新しい本も出たそうです。2014/07/19
磁石
16
とりあえず、同じ黄色人種だからとか隣人だからとか長く付き合ってきたからとか同じ漢字を使っているからとかとか、そんな共有点から同じだと考えてはいけない。中国でのビジネスは、相手を信用しないことから始めなければならない、相手はほぼ詐欺師と略奪者とみて間違いがない。北京政府もお金も契約書も信用してはならない。いつでも逃げられる、徹底して距離を置くのが上策、合弁会社なんてものをやれば地獄の借金苦に襲われてしまう。……必ずしも手や誠意を出す必要はない。離れた場所から眺めるが、正しいこともある。2017/06/08
JACK
12
☆ 反日教育で「日本は軍事国家」などの思想を植えつける中国。自分たちの過去は反省せず、全て相手のせい。捏造した歴史を周囲に言いふらし、日本に謝罪を求め続ける。GDPの成長率が高いと言うが、その数字もまやかし。貧しい農村部では絶え間なく暴動が起こり、貧富の差は拡大するばかり。世界の工場と言われているが、独自の技術は皆無で、外国の資本と技術をアテにしている。法律はコロコロ変わり、警察は仕事をしない。相手を騙すことしか考えていない中国人相手にビジネスは成り立ちません。日本人、特に政治家はみんな読むべき。2010/11/22
T坊主
9
再読して改めて政治家、外務官僚をはじめとして、全国民に読んでもらいたい本ですね。やはり学者はダメだなあと思った。現地にて経営をし、その経験が真実を語っている。2016/01/02