出版社内容情報
ドイツとフランスは、一九世紀から二〇世紀の間に三度も戦争を繰り広げ、不信と憎悪を募らせる関係にあった。しかし、その後の両国は徐々に和解への道を歩み始め、EUへとつながる制度的な基盤も築いていった。なぜ、それは可能だったのか? 本書は、ド・ゴール、アデナウアー、ミッテラン、コール、メルケル、マクロンなどの指導者らの政策や、民間外交の動きを展望。両国の関係を通して、欧州の軌跡と展望を描く。
内容説明
ドイツとフランスは、19世紀から20世紀にかけての70年間に3度も戦争を繰り広げ、不信と憎悪を募らせた。しかし、その後の両国は徐々に和解への道を歩み始め、EUの基盤を築いていく。なぜ、協調は可能だったのか?本書は、ド・ゴール、アデナウアー、ミッテラン、コール、メルケル、マクロンなどの政治指導者の政策、民間外交の動きなどを一望。因縁深い両国の関係を通し、欧州の歴史をたどり、展望を示す。
目次
序章 憎しみ合う双子―敵対関係の成立
第1章 先祖代々の宿敵へ―二つの大戦にかけての対立
第2章 第二次世界大戦からの再出発とその限界―冷戦からドイツ分断へ
第3章 関係改善と安定化へ向かって―シューマン・プランとヨーロッパへの埋め込み
第4章 エリゼ条約の成立―ド・ゴール、アデナウアーと友好の制度化
第5章 独仏コンビの時代―七〇年代から八〇年代にかけての「枢軸」化
第6章 新しいヨーロッパを求めて―統一ドイツの登場と冷戦後の模索
第7章 メルケルの時代と変わる「ヨーロッパ」―ユーロ危機からウクライナ戦争へ
終章 ウクライナ戦争勃発後の独仏関係と未来への展望
著者等紹介
川嶋周一[カワシマシュウイチ]
1972年神奈川県生まれ。京都府で育つ。北海道大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科修士課程修了。パリ第4大学(Universit´e Paris‐Sorbonne:Paris 4)にてDEA(Dipl^ome d’Etudes Approfondies,Histoire des relations internationales et de l’Europe)取得。2003年、北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。2004年、博士(法学)。日本学術振興会特別研究員などを経て、明治大学政治経済学部教授。専門は国際関係史、ヨーロッパ統合史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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