出版社内容情報
「物」と異空間の劇的な写真集。
過ぎ去った歴史的な時間と、今そこに生きる人々の熱い思いが重なった工場。その工場に、鉱山から切り出された石灰岩が静かに流れていく。錆びついた記憶のような風景。時間が絵筆をとったような色彩。長い航海の予感と美しい沈黙。工場の静寂の中で、「物」とそれが存在する異空間が、見る者に不思議な感動をよびおこす。
<あとがきより>
函館山を望む静かな海辺に、まるで軍艦を彷彿とさせるような巨大な工場があり、そこから沖合に向けて長大な桟橋が延びている―――
まだ雪の残る3月、北海道北斗市を訪れた私は、目の前に広がる衝撃的な風景にくぎづけになった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
1
14- 赤53 北海道 函館近郊、太平洋セメント上磯工場。。撮影の姿勢 テーマは文学 『セメント樽の中の手紙』!(((( ;°Д°)))) 恋人の悲劇 セメント工場の破砕機に ↓ を併読 写真のメタフィクション(^0^) 2011/01/16
ukknok
0
我が地元のセメント工場の写真集(そのくせ工場見学もしたこともありませんでしたが)工場本体だけでなく、採掘現場や船で出荷するところも見ることができて楽しかった。一番好きなのは神社が映ってる写真、情緒があっていい感じ。当然工場萌えの方にもオススメ。2011/02/23
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