内容説明
未来の技術基盤を築き、日本の元気を生み出す15人が、自らの研究について語る。汗をかき、試行錯誤を繰り返しながら挑む数多くの課題…。「技術立国・日本」「ものづくり日本」の最前線を拓く研究開発、独創的な発想・発見の物語には「明日を夢見る力」があふれている。
目次
第1章 低炭素社会実現への挑戦(稲わらなどから効率的にエタノールをつくる菌を設計(湯川英明氏)
光触媒の「人工光合成」で水から水素を(工藤昭彦氏) ほか)
第2章 ものづくり技術の革新(広がる「物を溶かす気体」超臨界流体の応用(新井邦夫氏)
ワイヤレス電力伝送シートで電気機器からコードも電池も消える(染谷隆夫氏) ほか)
第3章 生命に注ぐまなざし(乾燥の速いハイブリッド漆開発で工業分野にも用途をひらく(宮腰哲雄氏)
昆虫の知恵をものづくりに生かすインセクト・テクノロジー(長島孝行氏) ほか)
第4章 ロボットと共生する未来に向けて(「着る」歩行支援ロボットを起業して発売(山海嘉之氏)
頭で念じて機器を操作、障害者のためのBMI技術(神作憲司氏) ほか)
著者等紹介
筑紫新[チクシシン]
本名、萩尾好紀。1965年日刊工業新聞社入社。記者としてサイエンス、科学技術行政、半導体エレクトロニクス、バイオ、材料など広範な分野を取材、執筆。科学技術部長、編集局次長などを経て、現在は科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。