円山町瀬戸際日誌 - 名画座シネマヴェーラ渋谷の10年

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円山町瀬戸際日誌 - 名画座シネマヴェーラ渋谷の10年

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  • サイズ B6判/ページ数 288,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904702598
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0074

出版社内容情報

名画座館主のエッセイ 開館10周年記念刊行

「とるものもとりあえず、駆けつけねばならぬ ! ! !」
2006年1月の開館ほどなくして、観客総数6名という不入りに驚愕した蓮實重彦氏より、緊急アッピールの檄文がとんだ。あの日から――山あり谷あり、祝10周年!

弁護士業と二足のわらじを履く、館主の一喜一憂と、「名画座」の行く末。
10年間の「番組一覧」付。


●著者プロフィール

内藤 篤 (ないとう あつし)
1958年東京生まれ。弁護士(1985年登録)・ニューヨーク州弁護士(1990年登録)。2006年より名画座「シネマヴェーラ渋谷」館主。
東京大学教養学部の蓮實重彦映画ゼミに1年半モグリで参加。東京大学法学部卒業後、大手渉外法律事務所に勤務ののち、1994年に内藤・清水法律事務所(青山綜合法律事務所と改称)を開設。主たる仕事領域は、エンタテインメント(映画、音楽、演劇、音楽出版、マーチャンダイジング、アート取引、玩具、広告等)およびメディア/コミュニケーション関係(放送、出版、インターネット等)の法実務。慶應義塾大学法科大学院講師および一橋大学大学院国際企業戦略研究科講師(ともにエンタテインメント法担当)。

著書に『ハリウッド・パワーゲーム――アメリカ映画産業の「法と経済」』(TBSブリタニカ、1991年、平成3年度芸術選奨文部大臣新人賞受賞)、『エンタテインメント・ロイヤーの時代――弁護士が語る映像・音楽ビジネス』(日経BP出版センター、1994年)、『走れ、エロス!』(筑摩書房、1994年)、『エンタテインメント契約法[第3版]』(商事法務、2012年)、共著に『パブリシティ権概説[第3版]』(木鐸社、2014年)、『映画・ゲームビジネスの著作権 [第2版]』(CRIC、2015年)、翻訳書に『エンターテインメント・ビジネス――その構造と経済』(ハロルド・L・ヴォーゲル著、リットーミュージック、1993年)など。


●目次

円山町三国志 または、余は如何にして名画座親父となりし乎

円山町瀬戸際日誌
山口百恵編
鈴木清順編
「廃墟としての90年代」仕込み編
最終兵器・鈴木則文降臨!
清水宏あるいは「素材論的憂鬱」
グラインドハウス A GO GO!!
生誕100年マキノ雅弘 宴の準備
生誕100年マキノ雅弘 宴の始末
混迷と繁忙の7月
年末年始への慌ただしさ
サヨナラだけが人生だ

新・円山町瀬戸際日誌
岸田森は「持ってる男」なのか?
喜劇監督としての野村芳太郎
千葉チャンはお祭りである
11度目の「映画史上の名作」の夏 あるいは興行事情激変の巻
台北番外編
ナゾの監督・中村登
洋画でカラブリ?
佐分利信でリベンジ?
韓国映画の怪物たち
曾根中生追悼!
映画史上の名作で一息
ワイズマン!
岡本喜八讃歌
神代辰巳没後20周年
安藤昇 祝芸能生活50周年
ルビッチ・タッチ!

あとがき
番組一覧

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

4
実は数えるほどしか行ったことがないんだな、シネマヴェーラ渋谷。山口百恵特集が初めてで、その後は千葉真一特集と成田三樹夫特集の時だったと思う。なので巻末の上演作品一覧を見て激しく後悔する。面白そうなプログラムが多いのだもの。もっと映画館に行かなきゃダメだよ、自分。本書は渋谷・円山町に2006年1月に開館したシネマヴェーラ渋谷の10年の軌跡を綴った日誌。観る側ではなく上演する側からの苦労やらが笑いのエッセンスを含んで記されている。上演素材の話などはまったく知らなかったので面白かった。2016/07/03

shushu

1
映画好きなら名画座を自分で持てたらこんな映画をやるんだ♪と一度は思うことだろう。私も中学時代ノートに書き連ねたものだ。名画座が消滅していく流れに逆行するように、2006年その夢を実現した著者がその運営を綴っている。プログラムの決定、時間割の作成、上映権、フィルムそのものの確認、映写状態のチェック、トークショー等イベントの企画、チラシ作成等、映画の上映までにはこんなに多くのことがあるんだと、恥ずかしながら知る。興業は水物の言葉通り、不入りが続いたり、意外な作品が集客したりする様子をぼやくところがおかしい。2018/11/16

中島晋作

1
僕がヴェーラに通い始めたのが2013年くらいからだから、それ以前の映画館の歴史を知れただけでも有り難い。というかコレがいちいち面白い。フィルセンのぱちもんチラシとか欲しかったぞ!そしてこの本で初めて知ったのが、「映画史上の名作」が企画された所以である。このような本の常として、やはり映画の、名画座の未来を考えさせられた。ヴェーラに行ったことがなくても映画好きなら必携の本なのは間違いない。惜しむらくは2010〜2013年の記録が抜け落ちているところか。まあ連載の事情なのだろうが、あまりに内容が面白かったので。2015/12/29

JunKawa

0
東京が世界に誇る大都市のひとつである理由は、シネマヴェーラ渋谷のような名画座が存在しているからだと思っている。2006年からの10年間、素晴らしい特集企画の裏には、やはり色々あったのだが、そんな苦労話も笑いにしてユーモアたっぷりに語られている。やはり映画は映画館で見たい。これから先もよき観客として通い続けていきたい。2016/01/22

hiratax

0
映画好きが高じて、弁護士から名画座経営を始めた人物の日誌。あとがきには旧友と事業をはじめたが喧嘩別れした旨が記されている。友人を好きなことをやろうとか思っている人は知るべきエピソード。2016/04/05

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