内容説明
一次産業にデザインをかけ合わせて「あたらしい価値」をつくる。デザインワーク&コンセプトワーク。依頼人解説付き。
目次
なんで全部静岡に出すんじゃ―100%静岡茶?
ひらひらします―ボクは町長室の中でアブラアセを掻いていた
ラッキョウの花見―7時のニュース
漂流物展―ゴミでポスター
漁師が釣って漁師が焼いた―8年で20億、20年で50億
四万十川を新聞紙で包む―地球を新聞紙で包む
タノシキ農村―フランス語ではありません
川のりを干す風景―よごれた川
島じゃ常識―離島のカレー
むら―村か町か〔ほか〕
著者等紹介
梅原真[ウメバラマコト]
グラフィック・デザイナー。1950年高知市に生まれる。1972年、大阪経済大学経済学部を卒業後、土佐に戻りRKCプロダクション美術部に入社。日本テレビで研修後、スタジオの大道具担当に。25歳の時、スペインへ渡り休職。1979年、退職後アメリカ大陸を横断。サンフランシスコ滞在をへて帰国。1980年梅原デザイン事務所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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岡部敬史/おかべたかし
18
四国の地にて農業や漁業などの一次産業のデザインだけを手掛ける海原さんの仕事術をオールカラーで見せる素晴らしき一冊。生き方とデザイン共にカッコいい。デザイナーは素晴らしい仕事ですよ。2015/09/08
ふう
7
素晴らしい。農業・漁業の生産の現場写真と商品のパッケージ写真。農作物が自然の中から生まれ、それを作った人のぬくもりがあり、という付加価値が感じられる。高知愛がふんだんに盛り込まれて温かい。単なるデザイナーではないね。自然や人情という、お金では買えないモノがパッケージを通して感じられるという不思議。2015/10/23
メタボン
6
☆☆☆☆ 一次産業×デザイン=風景の方程式に激しく同感。モノと言葉の突拍子もない組み合わせで、とんでもなく魅力的な風景が現出するさまはまさしく梅原マジックと言えよう。こんな人がいて、日本の原風景がちゃんと息づいている高知って、まっことうらやましい。2013/02/15
つまみ食い
5
イラストやデザイン、アイデアで一次産業振興をした事例集。自分が使ってたものもあっておどろいた2024/07/28
Levi
4
デザインの力がいかんなく発揮された作品ですね。送り手の気持ちやストリーが見えると訴求力が違いますね。かみこやのロギールさんも登場されているのにビックリ。私が初めて焼いた天然酵母パンはロギールさんのレシピでした。2010/09/11
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