文士たちのアメリカ留学 一九五三‐一九六三

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文士たちのアメリカ留学 一九五三‐一九六三

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  • サイズ 20判/ページ数 327p
  • 商品コード 9784904701546
  • Cコード C0095

内容説明

すでに第一線の文士として活躍していた福田恆存、大岡昇平、石井桃子、中村光夫、阿川弘之、小島信夫、庄野潤三、有吉佐和子、安岡章太郎、江藤淳の10人が、何故、ロックフェラー財団留学生に選抜されたのか。彼の地で彼らが見たものは何なのか。帰国後、その思想信条は変わったのだろうか、あるいは変わらなかったのか。冷戦期のアメリカで過ごした文士たちの留学生活を追う。

目次

第1章 文士にとって留学は、夢のまた夢
第2章 「文士留学の仕掛け人」坂西志保と、チャールズ・B.ファーズ
第3章 阿川弘之は「原爆小説」を書いたから、アメリカに招かれたのか
第4章 大岡昇平、安岡章太郎は、アメリカで、ことに南部で何を見たのか
第5章 江藤淳、英語と格闘す
第6章 庄野潤三と名作『ガンビア滞在記』の誕生
第7章 有吉佐和子は、アメリカ人社会では間違いなく「NOBODY」だった
第8章 小島信夫は、なぜ、単身でアメリカに行ったか?
第9章 アメリカから帰った福田恆存は、「文化人」の「平和論」を果敢に攻撃した
第10章 改めて考える。ロックフェラー財団による文士のアメリカ留学とは何だったのか

著者等紹介

斎藤禎[サイトウタダシ]
元編集者。早稲田スポーツOB倶楽部顧問。昭和18年(1943)満洲三江省に生れる。昭和42年(1967)早大一文卒。同年、文藝春秋入社。常務取締役等を経て、平成19年(2007)日本経済新聞出版社入社。代表取締役会長等を経て、平成24年(2012)同社を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鈴木貴博

3
昭和二十八年からロックフェラー財団による文士のアメリカ留学プログラムが開始され、福田恆存、大岡昇平、石井桃子、中村光夫、阿川弘之、小島信夫、庄野潤三、有吉佐和子、安岡章太郎、江藤淳各氏が選ばれ、旅だった。まだ敗戦・占領の記憶が濃厚で、海外旅行の自由化もされていない時代、文士は米国で何を考え、どのような経験を経て、それはその後の活動にどう反映されているのか、結局このプログラムは何だったのか、等々考察する。阿川先生の著作で少し触れられていて何となく聞いたことはあったが、全体を概観するのは初めてで興味深く読む。2019/06/02

古本虫がさまよう

3
この本でしばしば言及される、安岡章太郎氏の『アメリカ感情旅行』や江藤淳氏の『アメリカと私』を、僕も学生時代一読した記憶があるが、斎藤氏が詳細に引用紹介しつつ、文士のアメリカ留学体験を論じている数々の論点(差別問題、戦争体験等々)は、あまり記憶に残っていなかった。 それはともかくとして、斎藤氏の本では、安岡さんはじめ、江藤淳、福田恆存さんあたりのアメリカ体験、日本に帰国してからのさまざまな活動についての考察がとりわけ面白かった。 2019/01/09

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