内容説明
圧倒的な力量を示す活版印刷作品150余点を収録。
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著者等紹介
高岡重蔵[タカオカジュウゾウ]
1921年(大正10)東京生まれ。有限会社嘉端工房相談役。Fellow of the Royal Society of Arts(英国王立芸術協会フェロー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Wataru Hoshii
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レコードが音という情報である以前にポリ塩化ビニルの円盤であるように、書物は文字という情報である以前に紙とインクである。僕がタイポグラフィの世界に惹かれるのは、ひとつひとつの活字書体に歴史と物語が詰まっているから。印刷される内容にふさわしい書体と紙とデザインの組み合わせを追求する技術は、ひとつの偉大な文化遺産だと思う。英語を読むことも話すこともできない江戸っ子の職人の活版印刷の技術が、グローバルスタンダードに到達している。そのことの凄さは、もっと知られてもいいのではないか?2013/05/11