内容説明
近代西欧で生み出された統計制度は、幕末維新期に日本に移入され、「場」の論理と折り合いをつけながら、その時々の関心と合理性にしたがって実施されてきた。21世紀の「統計不信問題」にも通底する統計のあり方から、日本における近代化の意味を問う。歴史的統計データの利用法の解説付き。
目次
第1部 日本の近代化と統計(はじめに;日本の統計史―西欧との比較から;日本における統計史の時代区分;革命政府明治国家の縮図―一八八四年;近代国家の安定と社会構造の変化―一九二〇年;戦時体制の国家と社会―一九四〇年;まとめ)
第2部 歴史的統計を利用するにあたっての基礎知識(歴史的統計を利用する際に知っておくべきこと;統計の分類表;統計資料の探し方)
著者等紹介
佐藤正広[サトウマサヒロ]
1955年生まれ、1977年埼玉大学経済学部卒業、1985年一橋大学大学院経済学研究科修了。一橋大学専任講師、助教授、教授、特任教授を経て、2019年より東京外国語大学大学院国際日本学研究院特任教授。専門は日本経済史、統計資料論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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