多文化社会読本―多様なる世界、多様なる日本

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多文化社会読本―多様なる世界、多様なる日本

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904575536
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

内容説明

日本では、「同質的な国民」や「単一民族」を称える言説が執拗に現れる。移民を含むマイノリティは、同化圧力に晒され続けている。私たちは、様々な国や地域、民族の歴史を学ぶことを通して、自明と考えがちな思考の枠組を相対化することができる―。排外主義の高まりへの危機感をバネに、地域研究と移民研究の成果を消化しながら、国家と社会の新しい関係性を探究する。

目次

地域研究と移民研究の対話―本書のアプローチ
第1部 移民と国家の変容―欧州における多文化社会(ドイツにおける「外国人労働者」問題と多言語・多文化社会化;「大英帝国」から「マルチ・エスニック・ブリテン」へ;フランス共和主義とイスラーム嫌悪;「ユダヤ文化」の復興?―ポーランドにおける多文化社会の再構築の試み)
第2部 多様性と統合―アジア・アフリカにおける多文化社会(中国という言語空間から考える―アウターな言語のいのちのなかで“他者”になる自分へ;南アジアの「多様性」は、何を語るのか;インドネシアの華人―同化から統合へ;サブサハラアフリカにおける国家と言語―重層的多言語状況を生きる人々)
第3部 先住民と黒人をめぐる語りと政策―「新大陸」における多文化社会(多文化主義オーストラリアと先住民族;先住民の自由について考える―現代メキシコと先住民;「サンボ」という表象とその意味するもの―「奴隷とされた人たち」が生きた世界)
第4部 マイノリティの現場―日本における多文化社会(多様性への気づき―「日本」のマイノリティ認識について;「外国人受け入れ」反対論を乗り越えるには―「多文化まちづくり工房」の事例から;座談会:憎悪と妄想を超えて;大学と多文化共生―東京外国語大学の経験)

著者等紹介

長谷部美佳[ハセベミカ]
イースト・アングリア大学開発におけるジェンダー分析修士課程修了、東京都立大学社会科学研究科社会学専攻博士課程修了。東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。社会学博士。専門は移民とジェンダー、多文化社会論

受田宏之[ウケダヒロユキ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学総合国際学研究院准教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。経済学博士。専門はラテンアメリカ地域研究、開発学

青山亨[アオヤマトオル]
京都大学文学研究科修士課程修了。東京外国語大学総合国際学研究院教授、同大学多言語多文化教育研究センター長。シドニー大学より古ジャワ語文学研究で博士号(PhD)取得。専門は東南アジア宗教史、インドネシア前近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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わきが

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世界各国の多文化共生の事例・歴史・課題を紹介している.多文化社会を理解するうえでの入門書.第14章は多文化共生に取り組んでいる有識者たちの座談会となっている.座談会は示唆に富んでいた.「その場にいてる人が誰も幸せにならへん」,「誰かが利益を得るような差別構造ではなくなっているような気がする」は現代の差別問題を明確に言い表していると思う.思いやり・優しさなどの感情をベースにした人権教育の限界は,平和教育,環境教育など答えのない問題全般にも当てはまる.2021/08/11

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