ローマを見た着物の少年たち―天正少年使節の“着物”をめぐる、ヴェチェッリオが書かなかった史実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904561850

目次

第1章 ヴェネツィア訪問(1585年6月28日、ドゥカーレ宮での催し;ヴェネツィアへの行程と滞在中の日々;少年たちとは誰か;旅の目的;はたして、ヴェチェッリは着物の少年を目にできたのか)
第2章 和装の少年たち(和装の少年たちはヨーロッパ人の目にどう映ったのか;“日本の青年”とその解説は何を意味するのか;“日本の青年”は、なぜ着物にふさわしくない帽子をかぶっているのか;少年たちの和装は何を喚起したのか)
第3章 洋装の少年たち(そして洋服がつくられた―1585年3月29日は仕立て下ろしに袖をとおした日;描かれた洋装;洋服に接する少年たちの思いと彼らの目に映ったヨーロッパの服;洋服になじむ少年たち;少年たちの絹の靴下;日本にもたらされた流行りのイタリアモード)

著者等紹介

加藤なおみ[カトウナオミ]
服飾史研究家。福島県出身、1956年生まれ。1980年、文化女子大学(西洋服装史専攻)卒業後イタリアへ留学。ペルージア外国人大学でイタリア語を修め、フィレンツェ大学で美術史、古文書学、ラテン語を学ぶ。1984年より1996年まで、フィレンツェ大学教育学部日本語学科の専任講師を勤める。2005年、文化女子大学、金沢大学、長崎活水女子大学等で服飾史をテーマに講演、執筆活動を行う。2009年、フィレンツェ国立修復研究所より研究生の卒論指導を依頼され、フィレンツェの美術館が所蔵する江戸期の当代具足“満智羅(まんちら)”の歴史解析を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品