内容説明
月のきれいな夜、森に住むひとりぽっちのきつねは、さみしいからと空から月をとりました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuko
3
<月のきれいな夜のこと。ひとりぽっちのさみしいきつねが、お月さんとともだちになりたくて、空から月をとりました。夜もふけたので、いっしょに眠ろうとしましたが、月は白くかがやいて、きつねはとても眠れません…。>2010年 キツネのたれた目の表情から、少しとぼけた感じと哀愁が漂う。他の鳥や動物たちの見開かれた目の表情には、それぞれの気性や性格がよく表われており、最初に読んだ時は月ばかりが気になったが、2度目は瞳の描かれ方に吸い寄せられた。 #イラン絵本 その8 2019/07/21
シエロ
2
深い。夜空に戻したらともだちになるよって。この距離だから、この距離じゃなきゃいけないってことも、時には関係としてある。それは、空に住む月だから。地上に住むきつねだから。2018/09/22




