内容説明
「生きるために欲は欠かせない」「欲がなくなると生きる意欲もなくなってしまう」みなさんの中には、そう考えている方もいるようです。しかし、お釈迦様は「欲があるのは感情が高まった愚かな状態」とおっしゃいます。感情とは心の汚れ。幸福になるためには、理性を育てなければなりません。仏教では、「三大煩悩=貪瞋痴(欲・怒り・無智)」の最初に「欲」を挙げています。そして、「欲」と「怒り」はコインの表裏。表が「欲」で、「怒り」よりも先にあります。ですから、欲が克服できれば、大幅に煩悩をなくすことができるのです。本書では、お釈迦様による欲の分析と克服法を、わかりやすくご紹介します。
目次
第1章 欲のみなもと―命と心
第2章 欲の分析
第3章 欲はなぜ悪い―心の汚染図
第4章 解決策―欲と必要を切り分ける
第5章 性欲―解脱を阻むもの
第6章 欲のコントロール
第7章 執着を捨てる
著者等紹介
アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。メディア出演や全国での講演活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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