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仏教シネマ―お坊さんが読み説く映画の中の生老病死

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904507889
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0015

内容説明

生老病死+葬―スクリーンに描かれた「隠れた宗教性」。シネマに魅かれた2人の仏教者が、映画を手掛かりに、人間が避けては通れない「生老病死」を語り尽くす。豊かに生きるためのヒント。

目次

序章(映画館への愛;悪所としてのアジール;映画という時間;映画で生老病死を語る)
第1章 生きる(「宗教映画」って何やねん;無縁社会の若者たち;マイノリティを生きる;コミュニティと関係性;生命のつながり)
第2章 老いる(世界最強の老人映画;師匠と弟子;聖老人と認知症;帰るべきところを描く;喪失の予行演習;林住期をどう生きるか)
第3章 病む(なぜ余命ものが流行るのか;末期ガンを生きる;生きる意味とナラティブ;暮らしの中に生死を持ち込む;スピリチュアル仏教)
第4章 死ぬ(死体と遺体;埋葬と遺骨;ゾンビは異教徒か;他者としての死者;臨死体験と懺悔;死者のまなざしに見つめられて;死者を媒介としたつながり)
第5章 葬る(なぜ『おくりびと』に宗教者はいないのか;葬式のコミュニケーション;経済成長と霊園バブル;お墓のコミュニティ;死者と出会い続ける;遺族力再生のために;グリーフ・コミュニティを創る)
終章(寺は「場」の力;エートスの力;「もがき」から始まる対話;自分の都合を捨てる)

著者等紹介

釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年、大阪府生まれ。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学人文学部教授。NPO法人リライフ代表。龍谷大学大学院、大阪府立大学大学院博士課程を修了後、如来寺住職になる。また認知症高齢者のためのグループホームを運営するなど、多彩な活動を展開。論文「不干斎ハビアン論」で第五回涙骨賞(中外日報社)受賞

秋田光彦[アキタミツヒコ]
1955年、大阪府生まれ。浄土宗大蓮寺住職、應典院代表。パドマ幼稚園園長。相愛大学人文学部客員教授。明治大学文学部卒業。映画プロデューサー・脚本家として『狂い咲きサンダーロード』『アイコ十六歳』などを発表。1997年、“劇場型寺院”應典院を再建。市民活動や若者の芸術活動の支援や、NPOと協働したエンディングサポートなど、現代における仏教寺院のあり方を追求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。