内容説明
既成仏教への不満が広がるなか、注目を集める初期仏教。その先導役たるスリランカ上座仏教長老スマナサーラ師と、メディアの一線で活躍し続ける精神科医・香山リカがついに対談。自殺、うつなど、閉塞する現代人の心に、斬新な発想の転換を促す初期仏教の考え方。現代の心の問題を問いつづける精神科医はそこに何を見るのか。信仰、宗教、自我、子育て、豊かさ、ヒューマニズムなど、人間が生きるために最もの大切なことを語り合った七時間。
目次
第1部 仏教と医療は合流する(「死にたい」はなぜ?;妄想と瞑想 ほか)
第2部 仏教を学ぶ(「私」なんて幻だ;仏教的な方法を学ぶ ほか)
第3部 宗教の役割(危険な言葉たち;宗教はピエロ ほか)
第4部 医療と仏教の共同作業(正しい認識とは;人間に向き合う技術 ほか)
著者等紹介
アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。スリランカの国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。メディア出演や全国での講演活動を続けている
香山リカ[カヤマリカ]
1960年7月、北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を活かした、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAKAPO
Yukicks
白義
凌🔥年300冊の読書家🔥
HALI_HALI