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サンガ新書
二十一世紀の自分探しプロジェクト―キャラの檻から出て、街に出かけよう

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784904507094
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C0211

内容説明

「自分探し」でアイデンティティを確立しようとしても、たどり着くのは、自分の中で作り上げた物語に縛られる、固定化した「概念としての自己」。しかしそれは、常に変化し続ける環境とそぐわず、ストレスも感じがちです。“現実”を作りだす言葉の力をかわし、ストレスから自由になるために必要なのは、「今この瞬間に生きる自分」に焦点をあてる「プロセスとしての自己」の鍛錬。ブッダが提唱した「マインドフルネス(気づき)」という心の持ち方や、最先端の認知行動療法「ACT」の方向性も取り入れながら、「ポスト自分探し時代」に提唱する、「自分探し=自分失くしプロジェクト」。

目次

第1章 一人になったキクちゃん(ピーちゃんがいない;半年ほどしてようやく元気に ほか)
第2章 言葉が自分を作り上げる(「現実」を作り上げる言葉の力;派生的関係の自動的学習 ほか)
第3章 自分探しとマインドフルネス(マインドフルネスの隆盛;カウンセリングの大きな流れ ほか)
第4章 言葉の世界全体から距離を取る(「マインドレス」な心と思考の働き;見ただけ、聞いただけにとどまる ほか)

著者等紹介

熊野宏昭[クマノヒロアキ]
1960年、石川県生まれ。1985年、東京大学医学部卒。東京大学心療内科医員、早稲田大学人間科学研究科非常勤講師、東北大学大学院医学系研究科人間行動学助手などを経て、2000年4月から、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東京大学心療内科)助教授(2007年4月より准教授)。2005年度より再び早稲田大学人間科学研究科非常勤講師を兼務。心身症、摂食障害、パニック障害などを対象に、薬物療法や面接治療に加え、リラクセーション、認知行動療法、マインドフルネスなどの行動医学的技法を積極的に用いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kirinaka

2
どことなく自己啓発書っぽいタイトルで損していると思う。中身は行動療法とマインドフルネスについてで、特にマインドフルネスから派生した各種心理療法の説明のくだりは読みやすかった。しかし反芻しないのが鍵、っていうのは理屈で分かっていてもなかなか難しい→うまくできない自分を認める、という流れが大事と解く。2016/02/23

naagita

1
サンガより献本御礼。日本における認知行動療法の第一人者による「脱自分探し」→「自分なくし」のススメ。タイトルひねり過ぎでよく分かんなくなっている嫌いもあるが、なかなかの良著だと思った。スマナサーラ長老の著書からもずいぶん引用されており、「気づき」の実践で自我のこわばりを乗り越える処方箋が淡々と平易な言葉で語られる。言語と自我について生命という目線で哲学した本でもある。巻頭と巻末で語られるインコの話は鳥好きだったら号泣必至。著者の深い慈しみの気持ちが伝わってきた。大きめの活字のゆったりした文字組も、疲れ目に2009/03/26

みーちゃん

0
いい本だった。次に、スマナサーラの本を読んでみよう2014/11/24

しんごさ

0
マインドフルネスについて調べていてオススメされていたので借りて読んでみた。タイトルからは内容が想像できないのが難点。認知行動療法、ブッダのマインドフルネス瞑想、自己とは何か?、etc.…。返却期限により一読しかしてないので、ぜひ再読したい。2011/08/28

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