内容説明
世界を知り、人生を学びたい10代へ。ラ・サール学園の英語教師が心を揺さぶられ、生徒たちにも勧めてきた80冊を、一挙紹介。
目次
紡ぐ―言葉×物語
伝える―人間×ノンフィクション
暮らす―家族×鹿児島
学ぶ―学校×先生
訪れる(岩手・宮城×沖縄;日本自転車紀行・三陸海岸旅日記)
働く―仕事×社会
考える―葛藤×哲学
想う―人生×共感
旅をする1―世界×多様性
旅をする2―日本×追憶
本を読むということは―卒業生から
追記―「旅をする本」というフレーズについて
著者等紹介
丸山晃[マルヤマアキラ]
1979年長野県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。言語学を専攻し、ネイティブ・アメリカンの言語に取り組んだ。自転車で旅をしている途中で母校に奉職し、2005年よりラ・サール中学校・高等学校英語科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
ラサール中高学園の先生がその生徒のために小冊子で10年間に80冊の本の紹介をしたものです。それをテーマ別にまとめて1冊の本として読みやすくなっています。中高校生にしてはレベルの高い本もあると感じますが、このような本を紹介してくれる先生がいるということはうらやましい気がします。わたしの読んだ本と被っている本は少ないので、少し気になった本を読んでみたいと思います。2023/11/19
@nk
42
現役の英語教師による読書案内。これほど素晴らしい案内を受けられる生徒に、羨望が止まない。本書で紹介されていたものを、いったい何冊、読みたい本として控えたことか。なかでも「旅をする木」への誘い(および本書より先に読了)については、感謝以上の言葉が見つからない。来春からの島暮らしにおいて、貪欲かつ頑なに過ごすためには、とばかり考えていた。けれど本書を読み終え、その地に意識さえ委ねる大切さを知り得た。島暮らしは1年間、これを旅と捉えるならば、p.240の末にある部分が、私の大きな道標のひとつになる気がする。2022/02/07
おさむ
33
鹿児島ラサール中高の英語教諭による生徒達への本の紹介をまとめたもの。題名はもちろん星野道夫さんの「旅をする木」からの引用。紹介されている本の中には読んだことのあるものも多く、それなりに楽しめました。2021/04/14
ショア
25
ラ・サール中高の英語の先生が読書の楽しさを生徒たちと共有したいと始めた読書案内冊子の発行。10年間分の読書案内から10のテーマで80冊の本を書籍化して紹介。紹介する本に関して自身の体験や考え、生徒への気持ちを交えてエッセイで綴る。旅好き先生の読書案内は読みたいと思わせるもの多数。付箋があっという間になくなってしまった。気になった本は読みたい本に登録しました。こんな先生いいな。2023/08/30
花男
16
読書案内として最適であった。2022/05/16