目次
何をどのように記述できればデザインを記述したことになるのか
第1部 ワークプレイスのデザイン(作業と組織のデザイン―知的障害者の一般就労を可能にした方法の記述;協働実践と道具のデザイン―障害者が使えるミシンはどのようにデザインされたか;労働時間のデザイン―固定された世界を解きほぐす)
第2部 関係のデザイン(地域との関係をデザインする―精神障害者の移行支援はどのようにして可能になったか;家族との関係をデザインする―映画「万引き家族」を手がかりに;障害者本人との関係をデザインする―実践のなかの意思決定支援)
まとめ
補論 ゆがんだ麦を植える人たち
著者等紹介
海老田大五朗[エビタダイゴロウ]
1975年宮城県仙台市生まれ。成城大学大学院文学研究科コミュニケーション学専攻博士課程後期単位取得退学、博士(文学)。現職は、新潟青陵大学福祉心理学部社会福祉学科准教授。専攻は、エスノメソドロジー、保健医療社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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センケイ (線形)
9
研究手法としても実践としても学びが多い。働き方のデザイン次第で、ある分野では誰にも負けないほど熟達する話などは、まさに読みたかったこと。あらゆる会社のあらゆる局面において工夫で何とかするのは現実問題難しいかもしれないが、どのような設計が可能かはいずれにせよ検討する意義があるだろう。また、意思決定の支援はなかなか考えさせられる問題だ。そんな中、支援者の思う「良い目標」「悪い目標」という主観に囚われすぎないように、という幾つかの注意すべき観点を知れたのも、有意義な読書経験になった。2020/09/30
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