内容説明
モグリの金貸しにして魔術士であるオーフェンは、債務者ボルカンの提案した結婚詐欺のために名家を訪れる。そこで偶然出会ったドラゴンこそ、彼の追い求める義姉・アザリーが魔法で変化した姿だった。(『我が呼び声に応えよ獣』)。成り行きから宿屋の息子であるマジク、名家の娘クリーオウと共に旅に出たオーフェンは、白い影に襲われる。それはかつて天人種族によって魔術士殺しのために作られた殺人人形だった。(『我が命にしたがえ機械』)。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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爺
11
タイトルは知っていたけれど読んだことのなかった、ラノベ初期の大ヒット作をついに読む。音引きの使い方に時代を感じるが、新装版となるにあたって修正しなかった著者に敬意を表したい。現代であれば、地人兄弟のうざったさと身勝手さはかなり初期の段階で作者・読者双方の堪忍袋の緒をすり切れさせて矯め直されるか退場させられるだろうという点も、ある意味時代を感じさせると言えるのか。内容的にはある意味オーソドックスであり、展開も面白い。ただ、かつてのお約束もある程度知っている年代だからなのかも。今の若者の意見も聞いてみたい。2019/08/05
あき☆ブラック・ベア
6
んー…好みじゃなかった。なんだろう?キャラクターだろうな…好きなのがいない。ストーリーの組み立てやノリは上手い。シリアスとふざけた雰囲気が緩急ついてて構成もいい。ただ好みの問題。冒頭の引きとかよかった。どういう事なのか気になって気になって…。ただ…そう、そこもキャラクターが好みじゃなかったんだよね…。そう、好みの問題。2023/07/14
しろ
6
☆7 古き(?)良きラノベ。意外な展開や、強大な敵とのラストバトル、大きなところが流石に面白い。ただ、ヒロイン含めオーフェン以外のキャラの魅力がイマイチな気もする。安定して楽しめるけどね。2015/08/09
海星梨
4
KU。ここまで既読のはずだが、全く覚えてない。なんとなく角川スニーカーだと思ってたけど、『スレイヤーズ』同様富士見ファンタジアだった。というか『スレイヤーズ』の方が好きかも。まぁ、どこまで読めるかわかんないけど、読むかーって感じで次。2023/11/22
えびちり
4
Kindle unlimitedでまとめて。懐かしい、無謀篇が好きだったな。これを読んでいた時の思い出が一緒に蘇ったりしました。ただ、シリーズ途中で脱落したんで、最後の落ちとかストーリーがわかってないです。どこでリタイアしたのか、この機会に読み直してみよう。ノリが懐かしいライトノベル。この頃は、暴力ヒロインとか人気だったんですよね。自分は嫌いだったので、クリーオゥ苦手だったの思い出しましたw あ。マジクの才能の由来って出てきたんだろうか、とか昔気になっていた部分がぽろぽろ思い出されて楽しいです。2017/03/15