目次
共産主義から共同体社会主義へ―脱マルクス・エンゲルス『共産党宣言』(大内秀明)(唯物史観は作業仮設;『共産党宣言』の一八八三年の序文;所有論的アプローチの問題点;所有論的アプローチの強調;『経済学批判』から『資本論』への転換;「晩期マルクス」は共同体研究へ)
ロシアにおける社会主義への再挑戦(岡田進)(ロシア経済の現状と市民の意識;ソ連とは何だったか;二十一世紀型社会主義の模索(A・ブズガーリンの諸説に即して))
J.S.ミル社会主義論の諸側面(武田信照)(はじめに―ミルは社会主義者か?;ミルの社会主義論;おわりに―マルクスとの対照)
宗教と社会主義との共振(村岡到)(ソ連邦崩壊後の思索;宗教を理解する端緒と経路;「宗教は阿片」論について;「創共協定」について;“宗社共振”が生みだす前途)
著者等紹介
村岡到[ムラオカイタル]
1943年4月6日生まれ。1962年新潟県立長岡高校卒業。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1980年政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)。NPO法人日本針路研究所理事長。季刊『フラタニティ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。