CSV時代のイノベーション戦略―「社会課題」から骨太な新事業を産み出す

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904336793
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C2034

内容説明

新興国企業の台頭、猛スピードで進むコモディティ化―。従来型の経営モデルが通用しなくなり、日本企業全体が「イノベーションのジレンマ」に陥ったかのような中、CSV先進企業が“したたか”に進める新しい戦い方「CSV×イノベーション」に、日本再生の活路を見い出せ!

目次

第1章 CSRの延長で捉えてはならないCSV
第2章 日本企業のイノベーション力の実態
第3章 CSVを通して日本企業のイノベーション力を再興せよ
第4章 処方箋1・新しい社会課題を着想し大規模市場を発見する
第5章 処方箋2・“越境”を前提に新事業をデザインする
第6章 処方箋3・ルール作りを自ら仕掛ける
第7章 処方箋4・外部とオープンに連携しリーンに事業を立ち上げる
第8章 処方箋5・再現性を高めるためのメカニズム化を図る

著者等紹介

藤井剛[フジイタケシ]
デロイトトーマツコンサルティング株式会社執行役員パートナー。15年以上に渡り、電機、自動車、航空、消費財、ヘルスケアなど幅広い業種に対する成長戦略策定、新事業創造、組織・オペレーション改革、CFOアジェンダ等のコンサルティングに従事。食糧問題や水、ヘルスケア等の社会課題を起点にした海外市場での新事業創造プロジェクトや、地方自治体を核とした地域産業・雇用創造プロジェクトを多く手掛けているほか、‘起業国家’たるイスラエルと日本企業を繋ぐ活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きよ

3
「経済価値を創造しながら社会的ニーズに対応することで社会的価値をも創造する」M・ポーターが提唱したCSV。水資源、再生エネルギーなどの社会ニーズをNGOと見つけるってのはスケールが大きすぎて具体的な行動に落とせなかったです。でもGoogleのSolve For XやP&GのConnect and Developmentなどのオープンイノベーション、「構築―計測―学習」というリーンスタートアップ、既存事業の考え持ち込まない投資検討など、イノベーションを組織で起こすアイデアは参考になります。目下勉強中の分野。2014/10/11

Fuyuki Kawasaki

1
CSVという考えが、如何にビジネスの進め方を変え、イノベーションを推進する可能性があるかを説明している本。 CSVの入門書というよりは、多少なりともCSVのコンセプトを知っている、仕事でCSRに関わっているといった人向けの本という印象。 CSVを取り組む企業の例も、それなりに紹介されており参考になる。欠点では無いが、筆者がデロイトで働いている為、デロイトで使われているマトリックス等の紹介も結構多い。2019/09/10

にらにら

1
卒論参考文献

ISSO

1
今までの経済市場とこれからの経済市場・社会は全く違うものになると思う。既存のやり方には限界が生じてきているし、市場の拡大障壁となるものも異質化してきている(例えば、サイバーテロや労働問題など)。 社会課題の解決を大義名分にすることで経済成長を狙うなんて偽善だと主張する人もいるかもしれないが、民間を巻き込まずして課題を解決することは困難であるし、多少の政治的利害関係も容認してでも課題を解決することの方が重要。2017/04/19

Kotaro Hara

1
CSVという、社会課題解決を中心に据えた事業展開については、ここ数年自分も考え続けてきたことなので非常に共感が持てました。そして、CSVの考え方に最も適した人材はミレニアル世代である事も合点がいきました。 今の会社の意思決定を超えていく壁は厚いかもしれないけど、前例ができればどんどん事例が続くかもしれない。 日本のオープンイノベーションの可能性の1つとして、非常に興味深かったです。2017/02/17

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