内容説明
近代経済学は、自由な個人の心の内を対象から除外し去っている。人間の内にある変わらざる欲望と性向。そこに潜む自由な人間の企みと陰謀。それが「自由・魔性」。自由は憧れであり、夢。魔性は貪欲であり、病魔。いま、欲望と性向を恐れず白日のもとに曝し、現代の社会経済現象を検証する。
目次
第1章 自由・魔性(金融経済と実物経済;経済と自由について ほか)
第2章 金融市場(戦後の金融行政大蔵省;日本銀行 ほか)
第3章 株式市場(株式会社の発生と変遷;株式市場 ほか)
第4章 土地・不動産市場(土地の概念;戦後の我が国の土地事情 ほか)
第5章 アメリカの経済と日本(第二次大戦後のアメリカ経済;アメリカ経済の金融経済化 ほか)
著者等紹介
曽根啓介[ソネケイスケ]
1936年、香川県に生まれる。東京教育大学哲学科および東京大学農業経済学科卒業。子どもの頃からマキアヴェリの「君主論」などの主張にひかれ、現在に至る。1962年、建設省入省。その後、総理府、国土庁、国土地理院、三重県庁、水資源公団、下水道事業団、民間数社を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



