内容説明
宇宙工学に関する基礎から応用までの旬な情報を、最新の図版を用い正確にわかりやすく解説。JAXAの研究・開発の基礎を築いてきた著者自身の長年の経験と、現在実際に担当しているプロジェクトマネージャーや現場技術者からの生の情報をもとに執筆。内容は2編構成で、第1編の基礎編では基本的な宇宙工学理論とそれぞれのシステムの概要の実例を掲載し、第2編のプログラム編では、今進められている大型プログラムである宇宙ステーションや地球環境監視などに焦点をあて、その計画や将来動向を紹介している。
目次
第1編 基礎編(概要;ロケット;宇宙環境とは;人工衛星・探査機のミッション;人工衛星・探査機の軌道と姿勢;人工衛星・探査機設計の基礎;追跡管制)
第2編 プログラム編(リモートセンシングと地球観測・監視;宇宙環境利用と宇宙ステーション;宇宙往還技術;月・惑星探査)
付録
著者等紹介
岩崎信夫[イワサキノブオ]
1965年横浜国立大学卒業。1972年東京大学・大学院博士課程修了(単位取得)後、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。日本で初めての静止衛星誕生のチームに加わるなど、人工衛星の追跡管制を中心に活躍。さらに、地球観測衛星「みどり」のプロジェクトマネージャ、宇宙ステーション「きぼう」の概念設計、国際関連などを担当。その後、地球科学技術推進機構、日本宇宙少年団、横浜国立大学大学院非常勤講師などを経て、2009年12月まで宇宙航空研究開発機構(JAXA)で招聘勤務
的川泰宣[マトガワヤスノリ]
1965年東京大学卒業。1970年東京大学・大学院博士課程修了後、東京大学宇宙航空研究所に入所。人工衛星・探査機の飛翔計画の策定、大型ロケットの設計に従事。日本最初の人工衛星「おおすみ」、ハレー彗星探査機など数々の科学ミッションに関わり1990年代からは広報・教育の柱として活躍。宇宙科学研究所対外協力室長、鹿児島宇宙空間観測所長を歴任。2003年JAXA発足に伴い執行役に就任。現在、JAXA名誉教授、技術参与。ならびに、NPO法人「子ども・宇宙・未来の会(KU‐MA)」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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