感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いなり
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無名な人の肖像写真などの私的な写真は「それはかつてあった」という写真の死の作用を曖昧なものとする。故人の髪や手紙などと合わせて納められた、手で触ることの出来る写真は視覚的は事態から、本能的てわ身体的なものへと変える。それは写真の下す死への拒否であり、生と死の宙づりである。 写真がデータになってから、ものとしての写真の再定義ともいえる現代アート写真を、考えるヒントがこの本にありました。2020/02/10
