内容説明
標高1500mの山頂に突如現れた1匹の猫。山を愛し山で生きるひとりの男。運命的な出会い…そして大自然の中で共に生きる山男と迷い猫のノンフィクション感動物語。
目次
第1章 標高1500メートルの山頂に、子猫現る
第2章 山小屋のアイドルになる
第3章 動物と友達になりたかった
第4章 山に動物病院はない!さあ、困った
第5章 みゃー、神隠しに遭う!?
第6章 ついにテレビ局に取材される
第7章 真昼の決闘
第8章 思い出をいっぱい、ありがとう
第9章 猫の恩返し
著者等紹介
保田明恵[ヤスダアキエ]
『NekoMon』(源)などの雑誌等で、猫、犬の分野を中心に執筆するライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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登山の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
84
山男と仙人猫。2013.05発行。字の大きさは…小。読んでいるとよく笑っています。こんなに面白いとは思わなかったです。主人公は山男でなく、猫の「みゃー」です。 このみゃーの人生が波乱万丈なんです。みゃーは、生後6ヶ月ほどで標高1500mの山頂に捨てられていた子猫です。それも冬にです。山頂は、日中でも零下10度ぐらいまで冷え込みます。始めて見た時は、捨てられたためか、敵愾心が強く山小屋の屋根の上から降りて来ません。この寒さでは…。みゃーの怖い、可愛い、男前と色々な写真があります、どれもいい顔してます。2020/01/13
goro@the_booby
59
私が尊仏山荘に泊まった時にはもう他界した後だったけど、山小屋に猫が居たのは聞いたことありました。お山に捨てられた子猫と小屋番さんの心温まるエピソードでありました。写真満載で可愛い奴だったんだな。今度塔ノ岳登る時は尊仏岩跡のお地蔵さんを探したいと思います。みゃー安らかにね😌2019/09/16
じぇりい
11
丹沢の山小屋の管理人「大野さん」とそこに捨てられた猫「みゃー」との心温まるノンフィクションストーリー。身勝手な飼い主に裏切られ人間不信になっていたみゃーが、大野さんや山小屋を訪れる人たちの優しさで少しずつ心を許していく様子にほっこりし、人間の心配をよそに猫らしい行動をとっていたことに笑ったり、みゃーの一番幸せを思いあえて選択した辛い別れに涙した一冊だった。可愛らしいみゃーの写真や丹沢の美しい風景も見ていて飽きない。2016/12/16
ガブリエル
4
標高1500mの山頂の山小屋に突如現れた一匹の猫。山小屋の管理人であり、山岳写真家でもある大野さんと猫、みゃーの友情を描いたノンフィクション。猫を山に捨てるなんて!と怒り沸々。でも、みゃーは大野さんと登山者の優しさに恵まれ、過酷な環境でも逞しく生きていてほほえましい。今も生きているのかな…会いに行きたくなる本。2016/03/13
felis
2
丹沢の尊仏山荘に居る/居た猫と隔週勤務の管理人氏を 軸にして書かれているので猫好き山好きなら楽しめるかな. 取材した伝聞をもとにしているようだけれど,創作というか 小説的に思いを乗せてる面とドキュメント風な面とが ちょっとグズグズになってる気がしないでもない.2013/12/29
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