中国文化大革命「受難者伝」と「文革大年表」 - 崇高なる政治スローガンと残酷非道な実態

個数:

中国文化大革命「受難者伝」と「文革大年表」 - 崇高なる政治スローガンと残酷非道な実態

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 584p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904213476
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C1022

出版社内容情報

第1部
100万人を単位にしては、歴史は分からない。アメリカ在住の歴史家王友琴女史等が描く「文革犠牲者」の記録。1人1人の悲劇的運命から文革全体の真実、独裁政治の本質を問う。

第2部
「中国現代史年表」作成に全生涯をかけた安藤正士、久美子夫妻の記念碑的業績《文革大年表》を今、世に問う。

一党専制下の独裁政治、専制体制は、必ず大きな誤りを犯しますが、独裁者・党軍高官はそれを隠蔽し、その責任を問われることに恐怖し、ますます独裁の度を強化し、最後に「一大破局」の地獄に国家・人民を陥れるものです。中国の毛沢東と党の「誤り」とは、中央革命根拠地時代の八万人にも及ぶ同志粛清=AB団粛清に始まり、建国直後の「大量処刑」と「三、四〇〇〇万人の餓死者」を出した大飢餓事件です。この党の大失政に対して、知識人・教育者から、大きな不満・批判が起こり、体制を揺るがし始めました。この地獄絵図の責任に対して、最高権力者・毛沢東と党官僚には、内部に決定的な対立を内包しつつも「文革」に打って出る以外の道がなくなりました。(本文より抜粋)

■目次
「日本の読者へ」(王友琴)
まえがき「文化大革命五〇周年」を記念して(小林一美)             
第一部 「文革受難者伝」(翻訳者・小林一美)
 第一章  王友琴『文革受難者』への序文・「記憶を救 い出す偉大な事業」(余英時)
 第二章  王友琴『文革受難者』―迫害、監禁と殺戮に関する訪問実録―』「前言」(王友琴) 
 第三章  卞仲耘―女子生徒に惨殺された北京師範大学付属女子中学副校長の無惨な最後(王友琴) 
 第四章  黄瑞五―紅衛兵に一家五人が虐殺された北京の高級技術者(王友琴)
 第五章  劉少奇―毛沢東に打倒され、悲惨な最期を遂げた国家主席(王友琴)
 第六章  林昭―文革受難者を象徴する人物として最も有名な元北京大学女子学生(小林一美)
 第七章  顧文選―迫害に継ぐ迫害の後、銃殺刑にされた北京大学の学生(王友琴)
 第八章  翦伯贊―著名な中国古代史家、北京大学教授、妻と二人で抗議の自殺(王友琴)
 第九章  江隆基―著名な教育学者、北京大学副学長、蘭州大学学長の自殺(王友琴)
 第十章  林立衡―林彪の娘に起因する北京大学幹部たちの悲劇(王友琴)
 第十一章 ある帰国華僑青年の死―「その死の軽きこと鴻毛のごとき人」への弔辞(江女)
 第十二章 文革の狂瀾怒涛の中の知識人(裴毅然)
 第十三章 「北京大学、清華大学、復旦大学、上海華東師範大学、西安交通大学の文革受難〈死者〉
      一覧表」
第二部 『文革大年表』(一九六五年~一九八一年)(編集作成:安藤正士、安藤久美子)
 解説・「文革大年表」について(安藤久美子)
 文革大年表(編集作成:安藤正士、安藤久美子)
あとがき (小林一美、安藤久美子)
共編著者略歴

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件