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黄禍

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  • サイズ A5判/ページ数 525p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904213346
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

内容説明

中国の崩壊―世界へあふれ出る膨大な難民。戦慄の近未来シナリオ。

著者等紹介

王力雄[オウリキユウ]
1953年、吉林省長春市生まれ。中国の著名な作家、民族問題研究者。1978年「民主の壁」に参加。その言論活動は内外で高く評価され、2002年、北京当代漢語研究所から「当代漢語貢献賞」、同年、独立中文ペンクラブにより「創作自由賞」、2003年、ヒューマンライツウォッチから「ヘルマン・ハミット賞」、2009年、チベットのための国際委員会より「真理の光賞」などを受賞

横澤泰夫[ヨコサワヤスオ]
昭和13年生まれ。昭和36年東京外国語大学中国語科卒業。同年NHK入局。報道局外信部、香港駐在特派員、福岡放送局報道課、国際局報道部、国際局制作センターなどを経て平成6年熊本学園大学外国語学部教授。平成22年同大学退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

17
見終わったあと、なぜ北方領土問題が解決しないのか/ロシアの所有物になり続けているのか、考えが変わった。日本はあえて取り返さないのかもしれない。この恐ろしくも決して妄想で終わってくれない悪夢を防ぐためには、億人の難民をアメリカへスムーズにお届けする玄関口と港が必要になる。最も被害を受けるのは地続きのロシア、日本が太平洋への門を閉ざしてしまえば雪崩込んでくる。故に一刻も早く港として整備しなければならない、でもソレはロシアにとっての重大事で日本は二の次で余裕がある。わざわざ取り返して負担を背負ってやる必要はない2016/12/12

Tui

11
中国が世界的に台頭する中、内乱でも起きて勢力が弱まればいいのに、と願っている人向けの右寄りな雑誌広告を時折見かけます。そんな人にぜひ読んでもらいたいのが、全著作が発禁、北京市内で当局の監視下におかれている中国人作家による、この中国崩壊シナリオ小説。14億の人口を抱えた核保有国でもし内戦が起きたら、ただで済むわけがない。崩壊したらとてもヤバいからこのまま世界の中心になりますよ、と突き進むのがプーシンピンさんの現体制なのでしょう。2段組500ページ超えの鈍器サイズで、読み応え十分です。2021/11/21

ともたか

5
黄禍 は 黄禍。2019/08/07

Tatsuhiko

4
2段組みで500ページもある大著、読み終えるのが大変だった。中国人作家が書いたポスト・アポカリプティックな近未来SFということで興味を持ったが、薄熙来的な地方人士の権力闘争があったり、昨今の難民危機を否応にも連想させる「黄禍」の描写があったりと、荒唐無稽と一笑することを許してくれない。巨視的な人や軍の動きはダイナミックで、開高健の小説のようだった。1991年に書かれたということで、今から見ると台湾や日本をいささか過大評価しているようにも思えるかな。訳者あとがきによると今年新作を出すようなので期待したい。2016/02/03

nokiko

1
最初は2週間で読み切れるかなと思ってたらなんてことないコロナパニックがはじまりゆっくりよめたものの やっぱり難しかった 話題の中心が中国だった頃で なんとなくリンクしてたけどむずかしかった 休館中の図書館に寂しく返却しましたとさ 平和が一番。。。2020/03/29

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