内容説明
1962年以降、エネルギー革命の奔流は筑豊の炭鉱を押し流していった。終焉目前の1973年、労働現場の最前線・山野炭鉱地下527メートルへ。キャップランプだけがたよりの切羽で、過酷な労働に従事した坑夫たち。その労働の実態を記録した永久保存版。
目次
第1章 炭鉱の風景
第2章 地底の坑夫たち
第3章 炭鉱町の暮し
第4章 閉山
第5章 残照、そして終焉
著者等紹介
永吉博義[ナガヨシヒロヨシ]
1932年、福岡県嘉穂郡に生まれる。1955年、早稲田大学卒業後、福岡教育大学附属中学校(英語)を振り出しに、山田高校、新宮高校、西田川高校(教頭)、北筑高校(校長)、教育庁(高校教育課)、福岡中央高校を経て、城南高校で定年退職。1993~2008年、福岡市内の専門学校に勤務
帆足昌平[ホアシマサヒラ]
1946年、福岡県田川郡大任町に生まれる。1961年、大任中学校卒業後、九州電力小倉支店に入社。(1965年、小倉西高等学校定時制卒業。)戸畑営業所に配属となる。各地の営業所で勤務。2006年、飯塚営業所を最後に定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クサバナリスト
7
第一次オイルショックの頃まで炭坑が残っていたことは知らなかった。いづれも迫力のある写真だった。日本の明治以降の産業活動のひとつとして、社会科の教科書に掲載すべき写真(現在は、単に工場などハコモノの写真ばかりが教科書に掲載されている)だとも思った。2015/05/28
onepei
1
現場の写真は圧倒的である。2015/03/22
ひですけ
1
鋭い目をした鉱夫の写真が印象的。坑内の貴重な写真は必見。2014/12/27
まつ
0
とても貴重な写真ばかり。産業遺産として注目されている炭鉱関連の資料として伝えていってもらいたいです。2015/07/24
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