北京再造―古都の命運と建築家梁思成

個数:

北京再造―古都の命運と建築家梁思成

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B5判/ページ数 418p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784904213032
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0098

内容説明

戊戌の変の指導者のひとり梁啓超の長男として日本で生まれた梁思成は、1950年代、元・明・清と引き継がれてきた古都北京を保存する都市計画プランを提出した。しかしそのプランは採用されず、再び脚光を浴びることになったのは、北京五輪を控えて、北京の再開発をめぐる論争が繰り広げられた時期である。戦時下、米軍に対し京都と奈良を保護するように提案したという梁思成の逸話にも触れながら、著者は、現代における文化財保護、都市計画のありようを問いかける。

目次

第1章 古都をはかりにかける
第2章 都市の造営をめぐる論議
第3章 梁陳プラン
第4章 紛糾する論争
第5章 「大屋根」論争
第6章 名匠の惑い
第7章 読書人の気概
第8章 青写真のお目見え
第9章 新と旧の決裂
第10章 余韻去り難し

著者等紹介

王軍[オウグン]
中国西南の貴州高原で生まれ育つ。1987年、北京・中国人民大学ジャーナリズム学科入学。同大卒業後、1991年より国営通信社・新華社勤務。2003年10月、『城記』を出版。2008年6月、『採訪本上的城市(取材ノート上の都市)』を出版。2007年から2008年にかけて、歴史都市の保護と都市計画の問題を巡り、アメリカ都市計画協会、ナショナル・ビルディング・ミュージアム、コーネル大学、ワシントン大学などで講演を行う

多田麻美[タダアサミ]
静岡県出身。京都大学文学部中国文学学科および同大学院で中国文学を専攻。現在はフリーランスで北京の文化をめぐる記事を執筆。北京の文化や中国文学関連の書籍の翻訳も手がける。とりわけ、北京の胡同文化に強い関心。北京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

8
2008年刊。03年に中国で刊行された『城記』の邦訳。毛沢東期の北京の城壁や古建築の取り壊しと、それに抗した建築(史)家梁思成のドキュメントです。建築保存は日本でも時に困難さがありますが、中国の場合は封建時代の讃美=右派=反革命として政治問題になってしまうところが恐ろしく、梁思成の無念やいかにと思わされます。それにしても毛沢東という男はいったいどれだけの人命と文化遺産を破壊尽くしたことかと思うと呆然とします。2022/11/20

宣和堂

0
清末の保皇派・梁啓超の子息である梁思成を再評価する流れの中で書かれた本。北京オリンピックの頃に出版された本だが、失われつつある老北京を回顧する本でもある。2011/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/108171
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。