内容説明
羽田闘争、ベ平連と脱走兵、金嬉老事件…猛威をふるう政治暴力の渦中で支援活動を繰り広げ、パリに渡るや五月革命に遭遇する―激動の時代に立ち会った者の屈強な思想が、50年を経て再びその相貌を現す。時代を貫く“抵抗の評論”集。
目次
1 10・8羽田闘争と山崎博昭の死(半世紀後の新しいまえがき;事実とは何か―大合唱に抗して ほか)
2 パリ、1968年5月(否認の革命と革命の否認;パリ通信―一九六八年五~六月)
3 脱走兵の思想(アルジェとパリのきずな;ナショナリズムと脱走)
4 二つのファノン論(黒い“開化民”と暴力―フランツ・ファノンについて;橋をわがものにする思想)
5 日本のなかの第三世界(日本のジュネ―または他者化した民族;金嬉老を裁けるか ほか)
著者等紹介
鈴木道彦[スズキミチヒコ]
1929年東京生まれ。1953年東京大学文学部卒業。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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