かさなりあう人へ

個数:

かさなりあう人へ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月27日 12時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396636524
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

おなじ光をみていた――
夕暮れを染める一瞬の不思議な輝きが、ふたりを結び付けて離さない。
成熟した男女が行き着くのは、後悔か、希望か。
至高の愛を描く恋愛小説。

直木賞受賞作『ほかならぬ人へ』から14年。
折り重なる出会いの神秘を問う白石恋愛文学の到達点。

「あなたのせいで万引きと間違えられてるの。あなたが三日も帰ってこないから」
 込み入った事情は不分明だが、俺はことさら丁寧に男に頭を下げる。
「うちの妻が、どうやら誤解をさせるような行動を取ったようで……」 (本文より抜粋)
スーパーの人気商品を盗んだ野々宮志乃は、万引きGメンから声をかけられる。咄嗟に志乃は、店の駐輪場にいた箱根勇に、「あなた」と夫のごとく呼びかけた。勇は反射的に夫婦を装い、志乃を助けて……。夫に先立たれた四十代販売員の志乃と、不倫が原因で離婚した五十代会社員の勇。親しげな言葉を交わすようになったふたりは、断ち切れぬ絆を感じる。傷を抱えた大人たちが辿り着いた場所とは――。

内容説明

野々宮志乃はスーパーの人気商品を盗み、万引きGメンから声をかけられる。咄嗟に志乃は、店の駐輪場にいた箱根勇に、「あなた」と夫のごとく呼びかけた。勇は反射的に夫婦を装い、志乃を助けて…。夫に先立たれた四十代販売員の志乃と、不倫が原因で離婚した五十代会社員の勇。親しげな言葉を交わすようになったふたりは、断ち切れぬ絆を感じる。傷を抱えた大人たちが辿り着いた場所とは―。夕暮れを染める一瞬の不思議な輝きが、ふたりを結び付けて離さない。成熟した男女が行き着くのは、後悔か、希望か。至高の愛を描く恋愛小説。

著者等紹介

白石一文[シライシカズフミ]
1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞を、10年『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
白石 一文は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 直木賞受賞作『ほかならぬ人』の姉妹作?、今時の中高年の恋愛事情と言った感じでした。大手チェーン店が多数登場するのは、広告収入狙いのコラボでしょうか❓ 著者は巨人ファンでしょうか❓ 今シーズンの開幕戦がリアル過ぎました。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=97843966365242023/10/24

アキ

110
主人公の箱根勇は、結婚して不倫をして離婚してまた違う女性と知り合う。もう一人の主人公野々宮志乃は、結婚して夫が若くして突然死して義母と暮らしている。勇の一人娘の智奈美は高校1年で、元妻と住んでいた家を出て父を頼りに東京に突然やって来た。智奈美と志乃は不思議とソリが合った。血のつながりがあるからと言っても、必ずしも分かり合える関係になる訳ではない。「女の人には想像もつかないくらい、実は男は美しさとやさしさに敏感なんです」「俺にとって付き合って来た彼女たちは、一人の女なんです。」著者の文章はやっぱり好きだな。2023/11/20

遥かなる想い

87
傷を抱えた男女の恋の物語である。 夫を亡くした四十代の女と 離婚した五十代の男 …いかにもという設定だが、揺れ動く心の描写は 著者らしく きめ細かい。 二人の過去をさらりと描きながら、心の繋がりを 丁寧に追っていく、ひどく淡白な大人の恋のお話だった。2025/06/13

やも

86
40代未亡人の志乃と、50代バツイチの勇。2人の関係は万引きから始まり、愚かで、さみしくて、切なくて、優しくて、時に一点だけとてつもなくロマンチック。この塩梅のセンスの良さはなんなんだ?下敷きになっている別れと再会もいい味付けになってるわ。義母の幸も愛嬌あって、話してて楽しそうなのがいい。登場人物皆がそれぞれ抱えてる物がある中で、美しいとかリラックスとかを共有出来る人に出会えた慈しみみたいな。恋愛だけじゃなくて、色んな人とね。昼と夜が混ざり合うマジックアワーの中にいるような話だった。2024/04/17

pohcho

56
大人の恋愛を描いた落ち着いた感じの物語だが、冒頭から意表を突くような場面があり、ドラマにしたらすごく面白そう。ストーリーはちょっとスピリチュアルだし、ちょっと上手くいきすぎなんだけど、戸越銀座、デニーズ、つぶつぶ刻み野菜入りケチャップなど、妙に具体的な地名や商品が登場して、なぜか現実にありそうと思えてしまう白石マジック。「かさなりあう」とは相性がいい、ウマがあうということかな。「ほかならぬ人へ」のような感動作ではなかったけど、これはこれで面白かった。五十代になったら好きなように生きるのは自分も見習いたい。2023/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21535109
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品