内容説明
科学技術の進歩って何なのだろう?90年前に「ロボット」という言葉を生んだ、チャペックの問いかけです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
umechi
0
ロボットという造語が初めて登場したのはこれと知り、気になって読んでみた。もはやロボットが初めて登場したとは思えないほど、洗練されている感じがした。『R.U.R』が読みたくて読んだものの、『虫の生活より』の方がすきかも。戯曲ということもあって、シンプルに読みやすくそして内容も濃いという。風刺、皮肉がたっぷり詰まっていていい。舞台も観てみたい気がするけど、古くてしないだろうなあ。当時の舞台はそれこそ衝撃は凄かったろうなあ。どこかでやってくれないかなあ…2021/10/14
ばんぶー
0
ほとんど100年前に書かれたものとは思えない、適格な文明への批判になっていて、予言的とすら感じました。 青空文庫にも収録されていますが、翻訳はこちらの本の方が、現代的でいいと思います。 単なる風刺ではなくて、生命への讃歌であり、未来への希望も感じます。2019/06/30