内容説明
「気」の研究がもたらす歴史的意義を考察する。『気とは何か』『共時性の宇宙観』ほか気と共時性に関する全十七篇を収録。
目次
1 気の科学(気の科学;現代における気の研究の意義;日中協力シンポジウム「気と人間科学」共同覚書;『気と人間科学』編者あとがき;気とは何か―人体が発するエネルギー;宇宙と交感する―気の世界観;気の思想と人間観;気の科学;気の科学と人間観;気について)
2 共時性をめぐって(ユングの共時性をめぐって;共時性の心理と気の考え方について;共時性の宇宙観―時間・生命・自然;現代社会と共時性の問題―その歴史と将来を考える;ユングとパウリの出会いが意味するもの―往復書簡集をめぐって;共時性をめぐる謎―ユングと物理学者パウリの出会い;共時性の謎をめぐる再論―『易経』とユング)