内容説明
シェルター(飼い主のいない動物の収容所)に保護されていた野良犬と、ニューヨークで暮らす日本人女性との出会い。厳しいしつけと不服従、公園での批判や孤立。苦しくつらい道を経て、ヘンリーを誰からも愛される犬に育て上げる筆者。思いもよらずセラピー犬へと成長したヘンリーとともにはじめたボランティア活動が、さまざまな出会い、人間の心が作り出す可能性、動物の存在がもたらす恩恵のすばらしさを、教えてくれる。
目次
1 出会い
2 ヘンリーの訓練
3 ボランティア志願
4 いよいよ訪問活動
5 ウィー・ラブ・ヘンリー
6 課外活動
7 アニマル・セラピーを支える人たち
著者等紹介
山本央子[ヤマモトナカコ]
デルタ・ソサエティ認定セラピー・アニマル・ハンドラー。1989年渡米。1993年よりデルタ・ソサエティ会員。1994年より、愛犬ヘンリーとともに認定チームとして、様々な動物を介在させるプログラムに参加し、感謝状、特別プログラム賞などを授与される。1995年よりアメリカ動物虐待防止協会にて、家庭犬、セラピー犬のトレーニングに従事。1998年~2000年まで、ペット・パートナー・プログラムニューヨーク地区のプログラム顧問を務め、ボランティアの育成指導に従事。2001年ヘンリーとともに帰国。2005年6月にヘンリーが亡くなるまでともに訪問活動を行う。現在は、フリーランスで問題行動のカウンセリング、セミナー講師、大学・専門学校などで若い専門家の育成・指導に従事。家庭犬育成指導。ヤマザキ学園動物専門学校、ヤマザキ動物看護短期大学、帝京科学大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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