内容説明
京セラ名誉会長・日本航空会長稲盛和夫が生み出した「アメーバ経営」を研究し、編纂した初の学術書。
目次
特別講演録 アメーバ経営はどのようにして誕生したのか
アメーバ経営学術研究会によるアメーバ経営の定義について「アメーバ経営学」研究論文集(アメーバ経営研究序説;アメーバ経営の仕組みと全体最適化の研究;賢慮を生み出すアメーバ経営―経営理念を体現した管理会計の仕組み;京セラ・アメーバ経営における時間当り採算の歴史的形成過程についての研究―時間当り採算の「年輪」を読む;アメーバ経営と原価計算;マネジメントシステムとしてのアメーバ経営―R.リカートによるシステム4との比較を通じて;アメーバ経営の導入―アクテックの事例;アメーバ経営導入による被買収企業の組織変革―チェンジ・エージェントの役割)
特別寄稿 アメーバ経営と連結管理会計
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きよ
1
経営哲学を管理会計まで落とし込んだ唯一無二の経営システム「アメーバ―経営」組織をアメーバ―と呼ばれる単位に細かく分割し、売買を行い、アメーバ―単位ごとに「時間当たりの付加価値」を計算し、全員が収益を把握できる環境を作ります。そのアメーバ―間の競争がお互いを強くしていくんですが、ただの収益管理ではなく、会社の制度の隅々まで創業者である稲盛さんの哲学が染み込んでます。改めてアメーバ―の本を読んで、昔は理解できなかった、この卓越性に度肝を抜かれました。いやはや、日本を代表する経営システムの看板に偽りなしですわ。2013/07/17
えいとん
0
大学のゼミで読みました。後半になるほど説明が荒くなる傾向があるように思えた2012/07/10