企業城下町の都市計画―野田・倉敷・日立の企業戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904074107
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3052

内容説明

企業城下町の都市計画を推し進めたのは、工場や道路、社宅などを建設しようとする企業であった。そうした企業の戦略を読み解きながら、野田、倉敷、日立の都市形成の歴史を探る。その先には企業が、そして近代日本が目指した産業に特化した都市計画が見えてくる。工業立国・日本における近代都市計画の特質とはいったい何なのか。本書は、この擬問に正面から挑んだ都市計画史の研究書である。また地域史としてもこれまでにない角度から新しい発見のある一冊。

目次

企業城下町へ
第1部 在来産業の企業城下町―野田醤油株式会社と野田(醤油醸造業の近代化と野田;野田醤油株式会社の工業開発と都市計画)
第2部 近代産業(軽工業)の企業城下町―倉敷紡績株式会社と倉敷(倉敷工場の増錘と倉敷の近代化;倉敷紡績株式会社の多角化と工業都市計画;倉敷紡績株式会社の合理化と都市との関係性)
第3部 近代産業(重工業)の企業城下町―日立製作所と日立(日立鉱山の創業と鉱山町の形成;日立製作所の躍進と重工業都市形成;多賀工場の建設と新興工業都市計画)
企業城下町の都市計画

著者等紹介

中野茂夫[ナカノシゲオ]
1973年生まれ。筑波大学大学院社会工学研究科修了、博士(都市・地域計画)。専門は都市計画、都市・建築史。筑波大学大学院環境科学研究科・準研究員を経て、現在、日本学術振興会(京都工芸繊維大学)特別研究員。日本建築学会主催「近代産業遺産を生かしたブラウンフィールドの再生」設計競技にて優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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